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イスラム帝国夜話 上 貸出可

タヌーヒー／[著] -- 岩波書店 -- 2016.12 -- 929.763

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書名 イスラム帝国夜話 上
著者名 タヌーヒー ／[著], 森本 公誠 ／訳  
出版者 岩波書店
出版年 2016.12
ページ数 14,527p
大きさ 22cm
NDC分類(9版) 929.763
内容紹介 アラビアンナイトにも影響を与えた、イスラム世界最古の逸話集。10世紀、アッバース帝国の首都バグダードで記された逸話の数々が、繁栄を極めた社会のありさまを映しだす。上は、第1巻、第2巻を収録。
ISBN 4-00-061172-5
ISBN13桁 978-4-00-061172-5

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内容一覧

タイトル 著者名 ページ
死者に噓つく要はなし 8-10ｐ
本当の利益とは何か 11ｐ
宰相の寛大さをバルマク家にたとえる 12-13ｐ
貧すれば鈍する 13-15ｐ
成り上がりだが無類の気前よさ 15-17ｐ
イブン=アルジャッサースが莫大な科料に処せられる 18-21ｐ
宰相の首のすげかえ金次第 21-26ｐ
靴音さえ気遣う 26-27ｐ
高級軍人の遺産の壺 28-29ｐ
気前のよい男とはこんなもの 30ｐ
高等官吏は技術だけでは務まらぬ 31-34ｐ
威厳の示し方 34-35ｐ
孫にも威厳を見せる 35-36ｐ
屈辱へのお返し 36-38ｐ
馬子にも衣裳 39ｐ
対東ローマ外交の持ち駒は 40-43ｐ
国を越えた慈善の交換 43-44ｐ
宰相閣下は太っ腹 44-46ｐ
法の番人でも度量は広い 47-49ｐ
風変わりな震え字の書き方 49ｐ
弟に公文書を偽造された宰相 50ｐ
国家の歳入激減せり 51-52ｐ
受けた恩義は万倍にして 52-54ｐ
本当の雅量とはこんなもの 54-56ｐ
横領した公金を帳消しに 57-59ｐ
大金贈与の約束は仲介料の得られる地位で 59-62ｐ
恩義のお返しは仲介料の得られる地位で 62-65ｐ
宰相の決裁を得るには気遣いが 65-66ｐ
宰相への嘆願書は社会的弱者のため 66-67ｐ
嘆願書の煩わしさを諫める 67-68ｐ
預言者の家系も品位は地に落ちた 68-69ｐ
預言者の末裔も憐れなもの 69-71ｐ
お堅い法官でさえ青春はあった 72-73ｐ
アリー家出身者が誇らしく詠う 74ｐ
ティグリス川を詠む 75ｐ
リュート弾きを皮肉る 75-76ｐ
ビシュル=ブン=ハールーンが諷刺の詩を詠む 76-77ｐ
アブー=ナスルをビンスとあだ名するわけ 77-79ｐ
有名な学者に臆することなく 79-80ｐ
機転で窮地を脱する 80-81ｐ
機知は身を救う 81-82ｐ
なぞかけでスーフィー行者をからかう 82-83ｐ
スーフィー行者の詩はよくわからぬ 83ｐ
物売りの少年とのやり取り 84ｐ
人それぞれにふさわしい言葉で 84-85ｐ
太守の寛容を称える詩 86ｐ
指勘定の仕方と人の一生 87ｐ
インドの遊女は国王にも進言できる 88-89ｐ
賢人たちにインドの王は尋ねる 89-91ｐ
情けを掛ける 91ｐ
口論に巻き込まれる 92ｐ
運と不運との分かれ道 92ｐ
バッバガーの詩 93ｐ
貧しい人、困っている人への施し方 94-96ｐ
母親への孝養は食卓でも 97ｐ
機知は富むが不遜な説教師 98ｐ
氷売りスライマーンの幸運 98-100ｐ
カリフ-ムクタディル時代のバグダードの繁栄 100-102ｐ
厳罰でなく温情をかけるべし 103-107ｐ
宮仕えはつらきもの 108-110ｐ
怒りの拳の落としどころ 110-111ｐ
臣下は君主の激情をなだめるもの 112ｐ
叛乱者には極刑の報いあり 113-116ｐ
我慢はどこまでできるか 117ｐ
一風変わった極刑 118ｐ
叛乱者の望んだままの極刑を 119-121ｐ
悪知恵を働かせる憎めない泥棒たち 121-123ｐ
神秘家の不思議には裏がある 123-125ｐ
ハッラージュの異端審問 126-128ｐ
ハッラージュのまやかし 129-131ｐ
ハッラージュの著述 131-132ｐ
バスラの碩学ブーミニー 132-133ｐ
ハッラージュについてのジュッバーイーの見解 134ｐ
ハッラージュ信奉者の信条 135-136ｐ
美田は息子のためならずや 136-137ｐ
遺産の速やかなる費消法 138ｐ
浪費癖から立ち直った遺産相続人 139-143ｐ
改悛すでに遅し 143-144ｐ
金遣い、その気になれば早や無一文 144ｐ
歌姫買いは人生勉強の授業料 145ｐ
歌姫買いはお高くつきますよ 146ｐ
同性愛の若者の言葉 147ｐ
同性愛者の奇妙な関係 147-149ｐ
生まれの幸運に背を向ける 149ｐ
指導的人物への書簡文はいかように 150ｐ
名前になった語句の忌避 151-152ｐ
大総督もほれた女には取り繕う 153ｐ
市井の人でもかつての遊びは桁外れ 154ｐ
どんな生き物の魂も正しく導かれる 155ｐ
猿の知恵 156-157ｐ
熊にまつわる話 157ｐ
どんな動物の肉でも食べる総督 158-159ｐ
借金主、九死に一生を得る 160ｐ
いっぷう変わったライオンの捕獲法 161ｐ
私領地争いは命懸け 162-169ｐ
一税務官吏が信仰に目覚める 170-173ｐ
当世アラブ騎士の理想像 173-177ｐ
司法の乱れは国家滅亡の最初の兆候 177-180ｐ
商人出身法官の清貧 180-182ｐ
醜聞のある人物に法官たる資格はない 183ｐ
法官の地位もみくびられたものになった 184ｐ
新しい叙任に、民衆はつねに驚きいぶかしがるもの 185ｐ
神の掟はワクフ以外も無限に 186-188ｐ
カリフの宦官といえども奴隷は奴隷 188-189ｐ
公証人の資格は並大抵のものではないぞ 189-190ｐ
大法官の諭し方はこんなもの 191ｐ
人を迎え入れる心遣い 192ｐ
宰相官邸はしきたりの厳しいところ 193-194ｐ
のちの大法官もかつては貧乏学生 195-196ｐ
疑わしきは罰せず 196-198ｐ
大法官アブー=ユースフの遺産 198ｐ
いかにして法官になったか 199-201ｐ
徳ある宰相の計らい 202-203ｐ
小さな得は大きな損 203-205ｐ
法学派によっては誰もが証人になれる 205-206ｐ
あわて者の高官 206-207ｐ
笑いを取ってカリフの侍臣に 207-208ｐ
賭け事に負けたカリフの粋な計らい 208-210ｐ
カリフの権威をかさに、世間を甘く見てはならぬ 210-211ｐ
恋はお高くつきますよ 212-214ｐ
文法家の内弟子となって学ぶ 215-216ｐ
時は流れながれて 216-219ｐ
カリフ-ムクタディルは愚か者か 220-221ｐ
ムクタディルの悲憤慷慨 221-224ｐ
息子が浪費家のカリフになると予言する 224-228ｐ
ムクタディルの母后の無駄遣い 228-229ｐ
ムクタディルの無駄遣い 230ｐ
カリフ-ラーディーの無駄遣い 231-233ｐ
ラーディーは諸事万端にわたっての最後のカリフ 233-234ｐ
カリフ-ムタワッキルの無駄遣い 234-236ｐ
奴隷商人アブルアッバース 236-238ｐ
意表をついて絶品を手に入れる 239-240ｐ
義を見てせざるは勇無きなり 241-245ｐ
統治は細心の注意で 246-248ｐ
蟻の穴から堤も崩れる 248-252ｐ
天下の難事は必ず易きよりなる 253-255ｐ
従臣のいたずら心にも厳しく 255-256ｐ
酷政と仁政とのはざま 257-258ｐ
寵臣に機略で富を 259-262ｐ
いたずらな横恋慕が招いた悲劇 262-263ｐ
殺人事件を飼い犬が暴く 263-264ｐ
用心がかえって仇に 265ｐ
幸運な財宝の発見 266-267ｐ
莫大な報償金よりも漁業権を 267-268ｐ
ダイラム人族長が商人出身のオマーンの支配者を襲撃 269-270ｐ
バグダードの治安は乱れたり 270-271ｐ
公衆に丸見えで売春させた無頼の館 271-272ｐ
極度の物価騰貴が招いた悲劇 272-273ｐ
太守を称えるバッバガーの詩 274ｐ
都から来た法官の気位の高さ 278-279ｐ
法官と税務長官との対立 279-284ｐ
地元の長の深慮遠謀に中央官僚も顔負け 285-287ｐ
法官ムハンマド=ブン=マンスールの男気 288-290ｐ
暴虐を行なった徴税官への懲罰 290ｐ
法の番人と権力保持者 291-292ｐ
法官のしゃれた表現 293ｐ
書記官僚の派閥抗争 294-296ｐ
派閥抗争に弁舌は武器 297-300ｐ
残すべき遺産は真の友 301-304ｐ
宝石の相場を下げさせたカリフの知恵 304-305ｐ
逆境における真の価値 305-306ｐ
母の一口の喜捨が息子を救う 307ｐ
恐怖のあとの幸運 308-309ｐ
弟を監禁したハムダーン朝太守への諫めの書簡 310-312ｐ
ヤフヤー=アズディーの詩 312-315ｐ
別離の寂しさを詠む 315-317ｐ
ある法官への賛辞 317ｐ
カリフ臨席の結婚式における大法官の気遣い 318-320ｐ
カリフへの法意見の御進講 320-321ｐ
歌姫に入れあげた部下への宰相の粋な計らい 321-329ｐ
カリフの寂しい最期 329-330ｐ
オオトカゲがカリフの遺体から両目を食べる 330-332ｐ
義母を残忍な拷問にかけたカリフ 332-334ｐ
人は見かけだけで判断してはならぬ 335-336ｐ
法官アブー=ウマルの英知 337-339ｐ
法官アブー=ウマルの裏わざ 340-341ｐ
毒消しのまじない 342-343ｐ
できものの腫れを引かせるまじない 344ｐ
危機一髪、祈りが通じたか 345-346ｐ
ブワイフ朝君主も少年時代は極貧生活 346-347ｐ
ブワイフ朝の重臣もかつては貧窮生活 347ｐ
貧者だからといって蔑んではならぬ 348ｐ
大火も原因はちょっとしたこと 349-351ｐ
政敵を蹴落とすには 351-353ｐ
口は禍のもと 354-355ｐ
法官と経済検察官との確執 355-356ｐ
情は人の為ならず 356-358ｐ
父の寵臣であっても、息子の扱いは別 359ｐ
善意で引き受けても商売のうち 360ｐ
娘の不義の相手を責めるだけでは片手落ち 361-362ｐ
実力者の命令でも筋は通すべし 362-363ｐ
実利のある宰相職を求めて 364-365ｐ
宰相とは危険な仕事 366ｐ
大望を抱いている者はその危険も大きい 367ｐ
政争に敗れた前宰相は哀れなもの 368-369ｐ
熱湯に手を入れても火傷せぬ 369-371ｐ
あるスーフィー行者の奇行 371-372ｐ
長時間使用に耐える巨大蠟燭 372-373ｐ
信仰にまつわる変わった出来事 374-375ｐ
記憶力抜群のいたずらっ子 376-377ｐ
記憶力抜群の乞食 377-378ｐ
タヌーヒーの父も抜群の記憶力の持ち主 379-380ｐ
神に祈ってコーランの暗記に励む 381ｐ
スーフィー行者が説く人生の糧 382ｐ
君主の教訓 382-388ｐ
自分のことは自分で始末しろ 388-391ｐ
新任法官への諷刺詩 391-392ｐ
褒美をくれない宰相への諷刺詩 393ｐ
一編の詩で担保の宝飾品を取り戻す 394-395ｐ
蝿を追い払うことのできる不思議な石 395-396ｐ
宝石売りに危険は付き物 397-398ｐ
ある貿易商人の知恵 399-400ｐ
訴訟で法官を出し抜いた女の知恵 400-401ｐ
負債を否定し、宣誓を拒絶した男 402ｐ
言葉は知ったつもりで使うでない 402-403ｐ
公証人たるものの心構えとは 403-404ｐ
女郎屋のなかの女郎屋 404-412ｐ
とんだ書きまちがい 412-413ｐ
食い物にけちな徴税官を甥がやり込める 413-414ｐ
王者の観察眼 415-416ｐ
ちょっとした機転とおねだりでひと財産 416-419ｐ
詩人の悪ふざけ 420-421ｐ
詩趣のわかる追剝ぎ 422ｐ
ふざけた人たち 423ｐ
因果はめぐる 424ｐ
宰相ムハッラビーの書簡 425ｐ
機転を利かせて過激派の襲撃を免れる 426-427ｐ
ムウタズィラ派の振舞い 427-428ｐ
コーラン創造説をめぐる逸話 428-429ｐ
二人の著名な学者が同日に亡くなった 429-430ｐ
夜討ち朝駆けの就職運動 430-434ｐ
身のほどを忘れて宰相をなじった結末は 434-436ｐ
危機一髪に祈りは有益か 436ｐ
返り咲きの宰相への頌詩 437-438ｐ
女性による辛辣な諷刺 438-440ｐ
殉教者フサインの母の悲しみ 440-443ｐ
失業法官の神への祈り 443-448ｐ
殉教者フサインの子孫討伐者に対するシーア派感情 448-450ｐ
夢のなかの預言者のお告げ 451-452ｐ
夢のなかで詩を暗記する 453-454ｐ
いったん出された主命をいかにして撤回させるか 454-457ｐ
世知辛い世になったもの 458-460ｐ
ハムダーン朝太守アブー=タグリブへの祝辞 460-463ｐ
再婚する母の息子を慰める書簡 463-464ｐ
麻痺の少女に起こった奇跡 464-466ｐ
公証人の資格とは 467ｐ
チェス指しの説くチェスの効用 468-469ｐ
貧すれば鈍する、それが当世気質 469-471ｐ
友人も立場変われば敵同士 471-473ｐ
夢に現われた神の使徒のお告げ 473-474ｐ
神への祈りがローマ人軍奴の麻痺を救う 474-476ｐ
バスラの大モスクのハッラージュ 476-477ｐ
さいころの負けをつい神に愚痴る 478ｐ
反目する礼拝布令役人と経済検察官 479ｐ
イブン=ドゥライドは抜群の記憶力 479-480ｐ
言葉の言い間違い 481ｐ
ハムダーン朝君主の功績を顕彰する書簡 482-485ｐ
即興の頌詩で大金の褒美 486ｐ
褒美を催促した詩人がかえってやり込められる 487-488ｐ
宝石商イブン=アルジャッサースが金持ちになれたきっかけ 488-489ｐ
酒づきあいがもとで信用を得る 490-491ｐ
口は禍の門 492-493ｐ
ベドゥインの占い師 493-495ｐ
ベドゥインの鳥占い 495-497ｐ
高名な占星術師を顔色なからしめた辻占い師 498-500ｐ
占星術師の腕比べ 500-502ｐ
タヌーヒーの父、みずからの命終を占う 502-503ｐ
君子危うきに近よらず 504ｐ
占星術に熟達したムウタズィラ派神学者 505ｐ
食事するのも相手次第 505-507ｐ
窮鳥、懐に入る 507-509ｐ
気丈な老婆、泥棒を閉じ込める 509-511ｐ
ムウタズィラ派信者の肝っ玉 511-512ｐ
女性歌手の歌声にほれ込んだ老伝承家 512-513ｐ
偽ガブリエル、愚者信仰を打ち破る 513-515ｐ
いかさま苦行者、まんまと喜捨をせしめる 515-519ｐ
感激のあまり失神し息絶えたスーフィー行者 519-520ｐ
二人の乞食の知恵 521ｐ
敬神の苦行者といえども欲の持ち主 521-522ｐ
最果ての地の国王の知恵 522-524ｐ
すぐれた医者の瀉血法 524-525ｐ
オレンジ臭過敏症 525-526ｐ
ここまで来たか、あゝ疲れた 526-527ｐ

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