御嵩町史
第１編　序説　歴史上より観たる可児郡の概観
　第１章　先史時代の可児郡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１
　　　　　可児郡の四境、石器及び土器、銅鐸の出土、鋼鐸について、鋼鐸製作者考
　　　　　銅鐸の用途
　第２章　上古期の可児郡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・６
　　　　　泳宮行幸、八坂入彦命、泳宮の地、当時尾張よりの順路、三野後国、可児
　　　　　郡に繁術したる上古の諸氏族、天火明命の裔
　第３章　可児郡の古墳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
　　　　　古墳、可児郡古墳の分布
　第４章　中古期の可児郡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
　　　　　大化の改新。可児郡衙所在地に関する考察。郡郷分治。可児郡の郷。可児
　　　　　郡名の起原。庄園。明知庄の古文書。祖神奉祀。神名社と御厨。帳内四社。
　　　　　東山道。吉蘇路の開通。東山道八駅。その道順
　第５章　近古期の可児郡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34
　　　　　守護地頭中村の地頭纐纈氏。承久の乱。国衙弛廃。庄園郷保。建武中興。
　　　　　周済の乱。鷲見加賀丸。斎藤氏。松波庄九郎。明知城攻略。可児郡明知城、
　　　　　兼山城、久々利城、森氏、御嵩城　其他の城塞、織田信長、小牧の戦。森
　　　　　氏の東濃経略、太閤検地。関ケ原合戦。
　第６章　近世期の可児郡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
　　　　　森氏転封。石川備前守。徳川初期の封。幕府直轄地。尾張藩。木曽九人衆。
　　　　　旗本諸士。民政。諸藩の郡奉布代官。村方三役、検地と租税。名古屋藩正
　　　　　保の四つ概し、寛文の内検。元禄絵図。享保図帳。租税の基礎。雑税名目。
　　　　　備荒貯蓄。商業の発達。交通運輸。宿場伝馬。中山道。錦織役所。尾藩川
　　　　　番所。切支丹宗。幕府衰亡。皇政復古の大号令　鳥羽伏見の変。東征を令
　　　　　す。天領村への布告。
　第７章　現代の可児郡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78
　　　　　笠松裁判所。笠松県。版籍奉還。名古屋藩。廃藩置県。岐阜県。可児郡の
　　　　　九小区、区長等。地租改正。元老院と地方官会議。明治天皇東濃御巡幸。
　　　　　府県郡制。市町村制施行。郡制の改正。其の他。
　第８章　町村の沿革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
　　　　　町村沿革の大要。可児町村沿革表（可児郡領主及石数）
第２編　本論御嵩町の歴史
　第１章　緒言・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99
　第２章　御嵩の地名の起り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
　　　　　地名起原に関する伝説、みたけの文字に関する考察、御嵩の地名に関する
　　　　　一考察
　第３章　先史時代の御嵩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107
　第４章　上古期の御嵩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・108
　　　　　御嵩の上古、久々利我田地名起原に関する考察
　第５章　中古期の御嵩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・114
　　　　　中古期は現在の御嵩町のみを単独に考えることはむつかしい、郡治の中心
　　　　　と御嵩、小泉御厨、東山道、大井駅の疲弊、可児駅、延喜駅伝、運漕賃、
　　　　　東山道の美濃国道順、願興寺の創立、加藤二郎と大寺、平安時代の社寺建
　　　　　立
　第６章　近古期の御嵩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・128
　　　　　地方制度紊乱と荘園成立、小泉庄、（春木郷）、中村郷、纐纈氏、纐纈氏
　　　　　系図、纐纈氏は久々利の人ではないかとの疑問、纐纈氏盛勢時代の勢力範
　　　　　囲に関する考察、守護地頭、承久の乱、土岐氏と可児大寺、小粟信濃守、
　　　　　小里記にある小栗信濃守、小栗氏麾下の待屋敷の所在地考、小栗の史実、
　　　　　中村愚渓寺の創立、中村の変遷、上之郷の変遷、兼山城と斎藤正義、森氏、
　　　　　石川光吉、関ケ原の役、東山道の東軍、関ケ原役と御嵩中村、御嵩御蔵入
　　　　　となる、関ケ原戦と御嵩中村の補遺、小泉四ケ所中村の独立。
　第７章　近世期の御嵩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・175
　　　　　中山道、御嵩宿、一里塚の築造、宿場の諸役、御嵩宿本陣考、古老の語る
　　　　　大名の送迎、同宿場人足、御蔵入の御嵩、御嵩尾州領となる。私鋳銭厳禁
　　　　　令、寛永の駄賃増額、御嵩宿の位置、木賃と旅籠銭、尾州家、幕府及慣主
　　　　　の施政、庄屋組頭―五人組の制、御嵩の高札、貝原益軒の御嵩通過、其の
　　　　　後の御嵩、薬師の仏像修理、御嵩中村より大寺につき上書、送木鰐口、氏
　　　　　神分離、元禄６年の覚書、助郷改正、助郷につき報告、附記野上人足、元
　　　　　禄７年の報告、高木伊勢守やめ神尾備前守新任、宝永の覚書、正徳元年覚
　　　　　書、正徳３年の覚、この頃の名古屋藩主、享保５年口上書及助郷高報告書
　　　　　享保11年の文書、御嵩の大火、この頃の御嵩、他村よりの書に御嵩の文字
　　　　　を用いし例、伏見宿と公事裁許、津橋文書、諸侯宿札、本陣の文書中にあ
　　　　　る宿泊者、朝鮮人取扱、宝暦11年文書、大寺絵図、太田陣屋、太田南畝の
　　　　　旅、文政５年の覚、大塩平八郎等の人相書、大塩等判明、天保の倹約令、
　　　　　和宮御東下、武田耕雲斉、御嵩附近の話、当時の手記、長州征伐、農兵応
　　　　　募、錦旗東征、布告、東征発向、総督御嵩宿舎其の他の諸事項
　第８章　現代の御嵩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・279
　　　　　明治維新、五ケ条御誓文、太政官五榜、名古屋藩庁、廃藩置県、戸長任命、
　　　　　大小区制、田制租法改正版籍奉還、三権分立、裁判所、御嵩裁判所の沿革、
　　　　　岐阜司法事務局御嵩出張所、岐阜地方検察庁御嵩支部、御嵩拘置所、町の
　　　　　行政、可児郡、御嵩警察署、蚕業取締所、御嵩郵便局、教育、廃仏毀釈、
　　　　　中山道、陸輸会社、中山道の改修、明治以来の町内、事変戦後と御嵩、町
　　　　　村合併
　第９章　伝説・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・346
　　　　　大寺〓女、法華坊、火の穴、権現山城、小栗信濃守、若松町の起り、関太
　　　　　郎に関する異説、岩鼻山、大寺記関係地、ゑげの橋、送木、和泉式部のこ
　　　　　と、観蔵院、其他
　第10章　神社及び仏閣・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・354
　　　　　若宮八幡神社、愛宕神社、金峰神社、白山神社、天満神社、津島神社、其
　　　　　他、大寺山、願興寺、永林寺、宝積寺、長岡観音
　第11章　旧家・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・367
　　　　　野呂氏、安藤氏、田中氏、知久氏
　第12章　古書に表われた御嵩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・371
　　　　　濃陽志略、木曽名所図会、新撰美濃志、岐蘇路の記、壬戊紀行、木曽街道
　　　　　続膝栗毛、濃陽徇行記、金山記全集大成、大寺記。