朝日村史 第２巻
口絵 序 第６章 大原騒動 第１節 南方山方と大原騒動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・３ １ 農民一揆のうねりと大原騒動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・３ １ 一揆のうねり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・３ 老中への駕籠訴 減租嘆願江戸出訴 一揆取り締まりの強化 ２ 大原騒動のあらまし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・６ ①明和騒動 ―元伐休山と江戸廻米の反対― ②安永騒動 ―新検地反対― 安永騒動の記述 明和・安永騒動処罰と褒賞 ③天明騒動 ―郡代不正への抵抗― 第２節 元伐休山と明和騒勤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 １ 定式元伐の危機・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 定式元伐 飛州南北年々元伐稼高グラフ ２ 大原代官と休山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 大原代官の着任 １ 休山対策と休山内示・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 ２ 元伐稼の村々・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 ３ 「元伐継続願」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 イ 山方道具まで売却 ロ 再び山入り ハ 来年子年の継続嘆願 元伐稼と杣株 ４ 大原代官への不信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 ①年貢金納分の繰り上げ ②地役人の転勤 ③江戸への嘆願 ④江戸廻米の動き ５ 休山命令・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 ①休山命令 ②元伐賃単価引き下げ ６ 丸屋平八と江戸廻米・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 ３ 石代聞合法の廃止と新役十ケ条・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 ①永久石代定値段と運動費の強要 ②新役十ケ条 ４ 国分寺集会と打ちこわし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 １ 国分寺集会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 ①蔵番・取次への扶持米の停止 ②休山と江戸廻米への怒り ③皆済目録交付と過納金返還請願 ５ 丸屋平八宅の打ちこわし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27 丸屋打ちこわしの図 ６ 町年寄宅の打ちこわし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 ７ 騒動収拾の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 ①高山別院「輪番日記」 ②町役人輪番に仲介依頼 ③代官・元締より専念寺・真蓮寺へ収拾依頼 ８ 買請米直納願書申し下げ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32 ９ 高山御坊輪番と国分寺の仲介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33 ①買請米直納願の願返し ②直納願返しの印形 ③郡中入用差し出し 10 一揆勢の解散・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 11 国分寺集会の結末・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 12 代官要求案の拒否と傘連判状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 ①郡中統一見解 ②傘連判状 一札 連判状 ③石代定価段等の嘆願 13 打ちこわしの吟味と処罰・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 ①吟味 ②処罰 ③処罰者の村々 14 騒動後の南方山方対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 ①山方特権の払い下げ米と石代聞合法 払い下げ米 石代聞合法 ②元伐休山と山方四八か村の救済 ③前貸金・買請米代金の延納 イ 前貸金八百両の延納 ロ 買請米代金の延納 ④買請米制度の発足 イ 大原代官の伺書 ロ 勘定所の許可 ⑤山方買請米の割当 第３節 検地反対と安永騒動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 １ 新検地令・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 検地命令出る 「差上ケ申証文之事」 甲村の抵抗 花里検地試行 増高願の説得 古田畑検地 ２ 騒動勃発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54 ①松森集会 ②新町川原集会 ③大原代官への嘆願 嘘も世界の宝 ３ 大垣藩への請願・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56 ４ 江戸召喚・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56 勘定奉行所への報告 召喚状への疑念 公事宿 重立ちたる百姓 ５ 市左衛門は召喚されたか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60 召喚者の仮処分 召喚人数 甲村市左衛門召喚説 ①『飛騨夏虫記』巻六の記載 ②代理人「甲村善次郎」 安永騒動第一回江戸召喚者関連一覧 ③市左衛門への再召喚 イ 11月12付再召喚 ロ 11月16日付の高山役 所よりの召喚状 ハ 12月６日付の上ケ洞御番所の廻状（甲村市左衛 門捜索） ニ 『夢物語』に記されていない市左衛門 ６ 阿多野通りを行く召喚者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71 ①５月29日「高山三ツ谷村百姓三人内一人手鎖」 ②６月４日「百姓五人内二人手鎖」 ③７月２日「飛州坊方村百姓一人」 ④７月７日「上広瀬村惣九郎」 ７ 検地協カか反対か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72 ８ 江戸駕籠訴・駆込訴の決行・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74 ①活路を江戸に求める ②第一陣・駕寵訴の決行 ③万石村与九郎駆込訴 万石村与九郎の訴願前後の行動 ９ 大原代官の切りくずし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78 10 一宮大集会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78 小割堤・久々野・山王川原の集会 宮寄合 宮・鬼川原の寄合図 高山町津留 11 代官への強訴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・81 陣屋強訴の図 12 隣国諸藩の出兵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84 郡上藩の攻撃 宮寄合急襲図 甲村清八鉄砲傷 出兵兵力 13 騒動の余波と名主市左衛門・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88 逃散防止のお触れ 炭薪の売買 臨時元伐稼 江戸の善次郎より飛脚便 市左衛門再召喚 市左衛門養子召喚 大垣藩人足差出 重立百姓召喚 不在百姓の報告 吟味役人到着 市左衛門行方不明 14 市左衛門の動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92 潜伏行動 再召喚 市左衛門出頭決意 12月入牢 正月16日牢死 名主を継ぐ伝重郎 15 伝十郎の実像・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99 １ 朝日村誌の語る伝十郎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99 ２ 市左衛門の実像・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100 ３ 市左衛門と伝重郎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101 ４ 重立ちたる者市左衛門・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103 ５ 潜伏活動に徹した市左衛門・・・・・・・・・・・・・・・・・・・104 ６ 安永騒動の駕籠訴と駆込訴の訴人・・・・・・・・・・・・・・・・105 ７ 伝十郎上訴説・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106 ８ 永瀬家「願書」の考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107 ①願書の写し ②駕寵訴状との比較 イ 願書と訴状の内容概観 ロ 構成内容はほとんど同じである ハ 文体・文字表現も酷似している ③訴願のねらいと訴願先 ④ 願書の書かれた時期 ⑤ だれがこの願書をもっていたか 16 安永騒動の処罰・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・115 17 安永検地・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・116 秋神組三分の二増 安永検地石高と増加率表 安永検地村域村々増加率一覧 18 大原郡代の昇進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・120 19 大原彦四郎の墓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・120 20 表の人善九郎と裏方市左衛門・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・122 第４節 郡代の不正と天明騒動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123 １ 郡代の収奪と農民の分裂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123 １ 大原亀五郎郡代となる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123 ２ あくなき収奪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・124 一条金 安石代 夫食金 ３ 年貢過納金の寄進問題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125 イ 甲村名主伝重郎 ロ 御取次役 ハ 御出入名主 伝重郎上下を賜る 過納金の五か年寄進 ４ 分断された農民がわ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129 ２ 政治の変革と不正へのたたかい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・130 １ 反田沼の動きと松平定信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・130 ２ 江戸の打ちこわしと田沼の失脚・・・・・・・・・・・・・・・・・131 ３ 不正へのたたかい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・133 ①江戸上訴 ②勘定所取り調べを開始 ③御料所廻り巡見便の入国 イ 事前工作 ロ 巡検使の日程（「御巡見様記録」） ハ 大萓村での訴願 ④老中松平定信への駕籠訴 ３ 勘定奉行所の吟味・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・136 ①江戸における吟味 ②国許における吟味 ③白木方役人への尋問 ４ 騒動の判決・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・138 ①江戸における裁断 ②国許における裁断 ③きびしい地役人処分 ５ 大原騒動後の改革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・141 飯塚郡代の改革 ①地役人の登用と待遇改善 ②林政改革 イ 榑木材木 ロ 苗木の植え付け ハ 白木稼 二 木地稼 ホ 留山 ③塩の口役銀を廃止 ④年貢の二本立て廃止 大原騒動のあらまし一覧 第７章 寛政・天保の改革と山方村 業１節 寛政の改革と山方村・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・149 １ 寛政の林政改革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・149 １ 寛政の休山と元伐再開・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・149 ①休山と山内見分 幕府山内見分 ②25か村元伐再開 ２ 寛政の改革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・151 ①農民保護政策への転換 ②飯塚郡代の25か村永続対策 ３ 人別割仕法と山方差配人の設置・・・・・・・・・・・・・・・・・151 ①杣頭の元伐独占化 ②元伐稼の人別割仕法 ③山方差配人の設置 ④山方差配人の職能 ⑤青屋村山方差配人 ⑥打撃をうけた杣頭 ４ 山方25か村の借財とその返済・・・・・・・・・・・・・・・・・157 ５ 相続貸付金の創設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・157 ６ 寛政の林政改革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・158 ２ 杣頭の抵抗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・159 １ 外山稼願・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・159 ①寛政10年の元伐方仕法改 ②外山稼願 ③杣頭の詰問 ④杣頭たちの言い分 ⑤飯塚郡代の処置 ⑥小出郡代「外山稼」不許可 ⑦杣頭の駆込訴 ⑧山方25か村のうちわもめ ⑨役所へ決着を求める ⑩杣頭13人屈服 ⑪懸案の「氷続伺」承認 ⑫二五か村永続方請証文 ３ 買請米株・杣株の譲渡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・164 １ 買請米株の流出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・164 ２ 買請米株・杣株の譲渡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・167 ①上切組買請米株 ②秋神組杣株 ４ 借金に苦しむ上切・中切・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・169 土地・家屋の質流れ 第２節 「寛政明細帳」からみた村域のようす・・・・・・・・・・・・・・・・171 １ 「寛政明細帳」の村と組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・171 １ 「寛政明細帳」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・171 ①大原騒動後の村 ②「差出明細帳」 ③「寛敢明細帳」の構成 ④「寛政明細帳」にみる村域概況の項目 ２ 村と組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・174 ①近世の村 イ 高山藩の村 ロ 天領の村 ②組の機能 イ 村方三役 ロ 行政的機能 ③村の機能 イ 生活共同体としての村 ロ 年貢村請制 ハ 南方山方の村 ２ 「寛政明細帳」にみる村域の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・179 ①安永検地村高の特殊性 ②貢租 ③家数と人数 家数と人数の一覧 ④ 農間稼（農業のあいまに稼いだ仕事） ⑤ 普請所（土木工事） 余荷割 郡中・郷中普請所一覧 普請 ⑥畑作毛（畑作物） ⑦田畑こやし（肥料） ⑧牛馬の飼育数 ⑨田畑質入値段 ⑩除地と神社・寺院 神社と寺院の一覧 ⑪水利・山林・秣薪・隣村 ⑫郷蔵・高札場・馬継 イ 郷蔵 ロ 高札場 ハ 馬継 ⑬ 猟師鉄砲 ⑭ 村方役人給 イ 村方役人 ロ 村方役人給 ハ 役人給の沿革 ⑮ その他 飛騨支配の代官・郡代 第３節 「入用帳」からみた組合村・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・212 １ 「入用帳」と村と組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・212 １ 「入用帳」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・212 ①平成万雑割と算者 ②村入用と「入用帳」 ③「村入用帳」 上切組「村入用帳」一覧 ２ 組合村「入用帳」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・216 ①組合村と「入用帳」 ②「村入用帳」の種別 ３ 「差出入用帳」の支出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・218 ①主な支出 「差出入用帳」支出一覧 ②中切組 ③上切組 ２ 文化３年「上切入用帳」の支出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・220 １ 文化３年「小拾帳」と「割合帳」・・・・・・・・・・・・・・・・220 文化３年「小拾帳」の支出一覧 ２ 文化３年「入用帳」の支出一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・222 文化３年入用支出の費目合計とその割合 ３ 「入用帳」割出額以外の入用・・・・・・・・・・・・・・・・・・224 イ 郡中割・国中余荷割 ロ 高山陣屋入用 ハ 甲問屋詰米 二 伝馬人足 ホ 甲問屋役人昼食費 ３ 「割合帳」の小割方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・226 １ 「割合帳」と通貨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・226 ①「割合帳」 ②通貨（金・銀・銭） ③銭貨の数え方 ２ 小割方法（高割とつら割）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・227 ①高割と戸数割 ②上切組の高六面四割 上ケ見村割高一覧 ３ 文化３年の割出人数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・230 ①割出家数一覧 ②つら持と高持 ③百姓株 ４ 文化３年割出額の階層表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・232 ４ 村入用の増加と節減令・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・234 ５ 「入用帳」からみた組合村の機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・235 １ 組合村の行政・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・235 イ 村単位から組合村ヘ ロ 村方役人の選出 ２ 組合村の財政的機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・236 ①諸役負担 ②共同事務費 ③共同普請費 イ 国中余荷割の普請 ロ 組合村の自普請諸費用 ３ 組合村の自治機能のまとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・238 ①役所業務の補完的役割 ②自治行政機能 ③財政的機能 年貢と入用比率 第４節 天保の飢饉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・240 １ 諸記録にみる天保飢饉の様相・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・240 ①「天保辰巳飢饉年覚書」 イ 気象異変 ロ 山笹（自然粳）の結実 ハ 鼡の異常発生 二 米価の高騰 ②「天保八年宝蓮寺過去帳」 ③「上切八ケ村宗門人別改帳」 ④青屋村彦七「累代記録」 ⑤「清水口家日記」 ⑥「黒川村文書」 ⑦天保の飢饉と平成五年冷害 第５節 天保の改革と山方村・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・255 １ 天保の改革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・255 ①御料所改革（年貢増徴策） 「黒川村高反別小前帳」 「友直日記」 イ 勘定所吟味役人の飛騨廻村 ロ 飛騨農民の抵抗 ②古金銀（旧貨）回収 イ 貨幣の改鋳 ロ 古金銀とその通用停止 ③天保の休山と江戸出訴 山方村の嘆願 「元伐稼継続願」 江戸出訴添翰願 江戸出訴惣代 元伐一割減許可 ④ 天保の御林山改め 黒川村箇所附帳 ⑤ 他国出稼禁止 イ 年令別他国出稼 ロ 国別他国出稼 ハ 村別他国出稼 参詣出国出稼 高山役所の禁止令 ２ 風俗取り締まり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・274 ①水野忠邦の風俗統制 ②豊田郡代の倹約令 第８章 農業・余業と農民の生活 第１節 御料所（幕領）時代の農業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・277 １ 元禄検地による幕領化への地ならし・・・・・・・・・・・・・・・・・277 １ 石高制と年貢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・277 ２ 百姓名請相続・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・277 ２ 年貢率の変遷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・278 ①元禄７年～享保８年の検見取法 ②享保９年～幕末の定免法 小瀬村年貢率一覧 ③小瀬村年貢変遷表 イ 石高 ロ 年責率 ハ 年貢高 小瀬村年責変遷表 ④ 村域の村石高・耕地面積・年貢率の変遷 イ 村石高の変遷 ロ 耕地面積の変遷 ハ 年貢率の変遷 村石高の変遷表 耕地面積の変遷表 年貢率の変遷表 ３ 70年間高年貢率の秋神組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・290 １ 嘉永元年と同３年秋神組石高・・・・・・・・・・・・・・・・・・290 ①嘉永元年と同３年宮之前村石高のちがい ②秋神組の石高減少 ③石高計算のミス ④反別も手直し ２ 低い年貢率 実は高い免率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・293 ４ 石高階層表にみる小農の増加・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・294 １ 農民の貧窮・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・294 ①寛政の休山と元伐稼の縮少 ②天保の飢饉と天保の改革 ２ 嘉永４年上切組石高階層・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・294 嘉永４年上切組六か村石高階層表 ①持高２.５石未満の小農８割 ②大多数の小農階層 ５ 新田畑開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・297 ①元禄検地と開発の吟味 ②安永検地の未新田 ③天明７年（1787）見座村そでケ原新開 ④ 文化11年（1814）黒川村・青屋村新田 ⑤ 文化14年（1817）黒川村かじケ洞焼畑開発 ６ 甲村市左衛門家の農事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・298 大福萬覚帳 ①文化・文政のころの農事暦 ②年中農事のあらまし ③稲作 イ 籾まきと籾種 ロ 田植え前の準備 ハ 田植え ニ 稲刈り ④稗作 ⑤蚕飼（養蚕） イ蚕飼の時期 ロ繭生産高 ハ桑の買い入れと売り出し ７ 青屋村喜十郎家の田普請・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・306 ①未新開田水害のため荒地 ②天保４年の再造成 ③天保８年の再造成 ④上段の畑田成 ⑤下段田の切添 ⑥手普請の埋め上げ工事 ⑦90年にわたる六枚田との取り組み ８ 灌漑用水施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・310 １ 谷川利用の用水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・310 ①基本的な灌漑としての谷水利用 ②人工用水施設 イ 金森時代に遡る見座池 ロ 小谷村の延享自普請用水樋 ハ 宝暦11年上切組用水施設 ニ 寛政明細帳の用水施設 ２ 青屋村の用水（現在の黍坂用水）・・・・・・・・・・・・・・・・・312 ３ 青屋村の文政新湯水の築造（現在の野中用水）・・・・・・・・・・・313 ４ 青屋村の天保野瀬原用水普請（現在の黍坂用水）・・・・・・・・・・314 ５ 野中用水の着工・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・315 青屋村用水地図 ６ 見座池（美女ヶ池）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・317 イ 丸山の池 ロ 美座村山絵図の池 ハ 『斐太後風土記』の辻之池 村絵図にみる溜池 ７ 小瀬用水の掘削願・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・322 ①文久３年用水路掘削願 ②安政の大地震による谷水の枯渇 ③青屋取入口案 ④青屋村・立岩村も了承 ⑤岩場の掘抜等難工事 ⑥着工のおくれ ９ 猪垣・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・326 ①大広村の猪垣定 ②宮之前村の猪垣遺構 ③幕末直後の猪捕獲数 10 幕未の農業生産・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・328 １ 幕未の米生産高・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・328 田石高の意義 ①安永石高と幕末収穫高 ②稲作の進展した中切組 ③安永田石高にとどかない上切米作 ２ 幕末の畑作物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・331 ①稗・麦・大豆・蕎麦の生産高 ②稗の生産 ③麦の生産 ④大豆の生産 ⑤蕎麦の生産 第２節 幕末の山方村・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・324 １ 元伐稼の衰退・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・334 １ 元伐稼村と稼高・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・334 ①元伐稼村の縮小化 ②元伐稼高の減額化 ２ 天保の休山とその後の元伐稼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・335 ①休山から元伐再開まで ②弘化３年以後の元伐稼 ２ 杣株・買請米株平等化への動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・335 １ 杣株・買請米株の人別割仕法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・335 ２ 平等化への訴願・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・336 ①株主たちの厚い壁 ②訴えと内済 ３ 秋神組の人別割への動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・338 ①寛政の改革後 ②天保５年の高山役所訴え ③弘化３年惣代10名かけ合い ④弘化４年の高山役所訴え ⑤老中・奉行への駕籠訴 ⑥嘉永元年の高山役所訴え ４ 青屋村の人別割・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・340 ５ 三切九か村の人別割・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・341 ①嘉永６年４月の訴え ②福王郡代への駕籠訴 ③買請米株の無代請け戻しの内済 ④九か村の人別割実現 ⑤万石村の買請米配分 ３ 安政の元伐差留と出府嘆願・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・345 １ 元伐差留と嘆願・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・345 ①元伐御不益による差留 ②役所へ25か村嘆願 ③惣代２名出府嘆願 ④安政４年元伐再開願 ４ お救い元伐への幕府の対処・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・347 １ 福王郡代の林政・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・347 ２ 幕府から郡代への糾明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・347 ①糾明と答弁の要旨 ②糾明の要旨 イ 林政全般にわたる糾明 ロ 糾明の力点 ③お救いの名実を失い候 ３ 幕府の財政窮迫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・353 ①幕末動乱の世の中 ②幕府の財政危機 ③国防費献納の勧誘 ④定式渡の節約と元伐差留 ５ 定式元伐の終息・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・355 １ 千七百両目当元伐再開・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・355 ①増田郡代の嘆願 ②定式元伐の再開許可 ２ 幕領最後の元伐稼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・356 ①文久元年元伐やむ ②増田郡代の山方救済試案 ６ 元伐と飛騨山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・357 １ 南方山方の元伐・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・357 ①金森時代の元伐 ②幕領下の元伐 ２ 飛騨山は飛騨のものならず・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・358 ①飛騨の御林山と吉野の民有林 イ 全山御林山の飛騨 ロ 民有林発展の吉野 ②森林国飛騨の悲劇 第３節 江戸時代の余業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・359 １ 日雇出稼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・359 １ 他国出稼の盛況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・359 ２ 他国出稼日雇の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・359 日雇稼の勘定文書 ①日雇組他国出稼請負一覧 ②天保14年上切組他国出稼者一覧 ③天保14年上切組出稼者村別集計 ３ 日雇請負契約と勘定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・365 ①日雇組請負証文 日雇組請負証文之事 ②請帳・勘定目録 元伐之図 請帳 イ 入山期間 太陰暦 ロ 入山総日数と定日（勤務日） ハ 賃銀計算 三貨の換算率 二 日雇組の人数と賃銀 ホ 賃銀の清算 ③請帳・勘定目録一覧 ２ 江戸時代の畜産・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・376 １ 18世紀上切の牛馬飼育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・376 享保の牛馬数 宝暦の牛馬数 ２ 19世紀村域の畜産・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・378 全村域の牛馬数 ３地城の飼育傾向 牛馬比率と飼育率 一戸当たりの牛馬飼育率 〓と馬把 青屋村のかり馬 佐渡牛と飛騨 ３ 皇室御用馬買い上げ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・383 御用馬買い上げ ３ その他の余業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・386 １ 養蚕・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・386 ①金森時代と幕領18世紀末までの養蚕 ②甲村市左衛門家の養蚕 ③上青屋の養蚕 ④幕領時代の養蚕 ⑤幕末養蚕生産高 ２ 蕨粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・389 ①蕨根掘 ②蕨粉 ③幕末期の蕨根掘と蕨粉の製法 蕨の粉 ３ 猟師鉄砲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・394 ①寛政の猟師鉄砲 ②天保の猟師鉄砲 ③鉄砲の譲渡 ４ 秋神組の焔硝製造・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・396 ①火縄銃の黒色火薬 ②飛騨焔硝 ③焔硝御買上御用 ④高山川上屋清兵衛阿多野郷硝石差配 ⑤秋神組の硝石造り込み ５ 出稼ぎ中心の余業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・398 余業取調書 ４ 飛騨の鉱業と中島清左衛門・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・400 １ 金・銀山から銅・鉛山へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・400 徳河銅山の経営 ２ 平湯鉛山と清左衛門・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・402 ３ 清左衛門の鉱山経営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・402 清左衛門の経営鉱山一覧 稼行の形態 ４ 幕府の「御手山」失敗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・404 飛騨金山図絵 ５ 高山銀絞吹所の設置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・406 ①吹所設立のねらい ②請負人取締清左衛門 ③清左衛門の山元稼行への進出 ６ 吹所事業の不振・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・409 イ 資金難 ロ 低い買い入れ値段 ハ 救済のおくれ ７ 文久の吹所改革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・410 ①借入金の弁済 ②文久の吹所請負人 ８ 清左衛門鹿児島へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・412 ９ 鉛方請負再び中島方へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・413 10 慶応の請負人交替・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・413 11 高山吹所操業を中断・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・414 第４節 江戸時代農民の生活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・415 １ 宗門改・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・415 １ キリシタン禁制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・415 ２ 宗門改・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・416 ３ 宗門入別改帳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・416 上切組宗門人別改帳 ①文政13年上切組宗門人別改帳 イ 大広村持高 ロ 久蔵家の宗門人別 ハ 大広村の家数と入数 ニ 五寺院の檀徒証明 ホ 宗門人別改帳差出の一札 へ 宗門入別改帳の性格 ②嘉永４年上切組宗門入別改帳 イ 人口・戸口数 ロ 人口数の減少化傾向 ハ 万石・黒川村の家数増 分地制限令 二人の市郎右工門 ４ 村送り証文・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・433 ５ 寺迭り証文・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・434 ２ 江戸時代の人ロ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・436 １ 江戸時代の家数と人数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・436 ２ 家数の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・436 ①元禄から享保期まで 江戸時代の家数と人数 イ 中切組の増加率 ロ 上切組の増加率 ハ 元禄・享保の増加率 ②享保から寛政まで ③寛政から慶応まで ３ 人数の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・440 ①元禄７年（1694）の人数推計 ②享保15年（1730）の推計人口 ③寛政12年（1800）の人口 ④慶応３年（1867）の人口 ⑤御料所時代の人ロの動き ⑥寛政明細帳青屋村家数・人数の補正数値について ４ 人口動態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・445 ①幕末期の人口の動き 文政13・嘉永４年人口・戸口数表 ②文政13・嘉永４年の人口・戸口数 ③上切組嘉永５～安政２年の人口動態 ５ 村域人ロの動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・448 ３ 百姓相続と苗字・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・449 ①百姓相続と百姓株 ②苗字を名乗る ４ 食生活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・451 １ 米と稗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・451 ①米不足 ②高度から見た稲作 ③稗 植生および農耕と採集のモデル ④米と稗 ⑤稗中心の主食 ２ 栗の採集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・454 ３ 果実の採集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・455 ４ 川魚・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・455 ５ 貯夫食・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・456 １ 飢饉と凶荒対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・456 かて飯 飢饉 寛政改革と備荒対策 ２ 天明の貯夫食・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・457 貯夫食始まる 貯穀と貯銭 貯夫食割当基準 寺沢村の小前割合 上切組の上納 村域の貯夫食 甲蔵への貯穀 ３ 天明から天保まで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・463 天保までの貯夫食 イ 浅井村の貯夫食量（稗）の変化 ロ 上切組の天保貯夫食量 ハ 上切組の総貯夫食量 天明貯夫食の失敗 ４ 天保の百石五粒の法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・466 貯夫食法の拡充 百石五粒の法 寺沢村と上切組の囲石代金 大西囲蔵 囲籾中止の嘆願 百石五粒法の廃止 百石五粒法の復活 ５ 飛騨三郡貯え雑品取調帳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・468 安政２年の雑品貯蔵 村域の貯夫食 安政２年三郡貯夫食一覧 35日分の貯夫食 ６ 住居・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・473 ①榑葺切妻造 ②土台のない平屋造り ③民家の間取り ④間（部屋）の役割 ⑤家作木の許可制 ７ 衣料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・477 ８ 秤改め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・478 １ 秤改役人の入国 ①秤改め ②秤改役人入国の先触れ ２ 江戸秤座守随家・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・479 ３ 上切組の秤改め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・480 ①国分寺御用場 ②改めの方法 イ 秤の提出 ロ 秤の検査 ハ 検査の結果 ニ 秤の修繕 ホ 秤の種類 へ 秤の返却 卜 新規購入秤 チ 秤改め一札 ４ 度・量・衡の基本単位・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・485 ①度（長さ・里程） ②量（ます目・体積） ③衡（重さ） ９ 村の事件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・486 ①盗人検べと入札 ②井水出入と和談 ③田地の売買と和談 10 法正寺境内の句碑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・487 11 伊能忠敬の飛騨測量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・488 １ 忠敬の日本測量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・488 ①第二の人生に燃えた測量学者 イ 50歳からの勉学 ロ 夜も観測の17年間 ②伊能中図の日本全図 ２ 忠敬の飛騨入り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・491 ①文化11年飛騨測量 ②忠敬尾上峠から村域ヘ イ 村域の『測量日記』 ロ 二つの測量日記について 尾上峠 ３ 村域の測量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・494 イ 日程と経路 ロ 宿泊先と休息場所 ハ 二つの測量隊 二 実測距離 ４ 測量法と用具・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・496 イ 測量法 ロ 測量用具 大日本沿海輿地図 伊能忠敬測量ルート図 12 幕末上切組の長寿者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・499 第５節 信仰・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・501 １ 神社・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・501 １ 元禄検地時の神社・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・501 ２ 神社の沿革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・502 ①中世からの神社 ②江戸時代の神社 イ 権現 ロ 神明神社 ハ 八幡神社 ニ 立岩神社・小鷹神社 ホ 西洞村津島神社 へ 小瀬ケ洞村加茂神社 ト 上ケ見村諏訪神社 チ 黒川村天満神社 史科に現れる神社 ３ 神仏習合と祭神・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・506 ４ 御鍬様と山の神・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・506 ①御鍬様 ②御鍬様の下向 イ 寛保２年の御鍬様 ロ 享和２年の御鍬様 御鍬祭り ③宮之前の稲荷神社 ④ 山の神祭り ⑤ 山神社 ５ 神道の不振・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・509 ２ 真宗寺院・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・510 １ 元禄検地と真宗寺院・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・510 ①除地願 イ 西教寺の口上書 ロ 常照寺の手形 ②元禄検地時の寺院 ２ 寺院開基・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・512 ①開基比走の難しさ ②方便法身尊形裏書 イ 青屋道場権四郎（常照寺） ロ 西洞道場九郎左衛門（法正寺） ハ 黒川道場孫蔵（西教寺） ３ 道場と寺・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・514 ４ 檀家制度と寺院・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・516 本末制度 照蓮寺末寺宗門人別改帳 照蓮寺の盛衰 檀家制度 行者恵常 将軍代替の誓詞 善男善女 檀那寺の役割 埋葬と石塚 墓碑の建立 盆・彼岸 ５ 真宗と現世利益・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・523 現世利益 加持の禁止 ６ 村域寺院の建立・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・524 ３ 法華宗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・524 ４ 仏堂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・525 ５ 経塚と行者塚・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・526 ①甲村経塚 ②一之宿村経塚 ③万石村行者塚 第９章 林政と山方農民の生活 第１節 林政と農民の用益・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・531 １ 一国御林山の実態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・531 １ 百姓持山の存在・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・531 高山藩の山林 百姓持山 元禄の山林調査 村域の御林山 百姓持山の否定 山論の多発 山村民の持山意識 ２ 留山の実態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・537 留山の激増 立岩村の留山請書 御留山大広山 留山激増の理由 イ 御留山の細分化 ロ 百姓持山の否定 ３ 入会山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・540 入会山の展開 大広山入会山 入会山山分け 山分けと村中相談 ４ 村域の入会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・545 村中・村々・他村入会 イ 村中入会 元禄の入会 延享の入会 寛政の入会 天保の入会 ロ 他村入会 甲村への他村入会 ２ 林野と農民の生活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・548 １ 元伐稼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・548 ①元伐稼村 私領時代の元伐稼村 南方48か村 元伐稼25か村 ②元伐 元伐と元伐稼 御用木の種類と規格 榑木 寸棒の計算 榑木の説明図 ③伐木製材 きりよきさめよき 杣の七つ道具 ④杣稼 イ 元伐の割り付け ロ 杣小屋 ハ 杣の仕事 杣小屋 二 間尺改めまで 渡場間尺 切判を入れる 切判 墨打と御山厘 ホ 杣の賃銀 へ 専業の杣仕事 卜 危険な仙仕事 仙稼前借 前貸金八百両 貨幣の換算法 金銀銭の三貨 三貨の換算率 三種混合の換算例 ⑤元伐賃等の単価 イ 元伐賃 ロ 渡入賃・川狩賃 渡入と渡場 ハ 元伐賃の割合 ⑥杣株 元伐稼の特権 杣株の沿革 イ 榑木60万挺の特権 ロ 「往古の稼株」 ハ 南方定式元伐 ニ 「中興の稼株」 ホ 「当時の稼株」 明和３年の杣株数 杣株の移動 ⑦杣株と元伐高 25か村杣株数 元伐高割付の基準 寛政９年元伐高 文政６年の元伐高 ⑧杣株と買請米 山方買請米 高山蔵値段 安石代 山方米の手形化 ２ 元伐用木の売買・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・588 御材木買入 芝代金 御留山上木売買 私領よりの慣行 ３ 白木稼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・592 ①白木とその種類 白木 白木稼の沿革 白木の種類 ②白木稼願 白木稼願出 上木白木稼 秋神組上木白木稼 青屋村上木白木稼 白木改 白木稼仕様帳 ③仲買人の白木稼 白木伸買人 イ 挽割板稼 契約内容 白木稼の株代 口 朴鞘木稼 朴鞘木相対定証文之事 ４ 木地稼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・601 ①木地師の入山 イ 角右衛門の稼業 ロ 村域への入山 ②木地師の支配制度 ③『斐太後風土記』の木地師 ④椀木地の工程 ⑤江戸末期の木地師と元締 イ 村域の元締 ロ 木地師の職人化と定着化 ⑥ 薬師堂の百万塔 ５ 家作木と普請木・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・615 ①百姓家作木 高山藩の家作木 御料所の家作木 家作木の樹種 豊田郡代の見直し 家作木の杉 イ 西教寺本堂屋根修理 ロ 甲村孫市居宅建替 ハ 見座村五郎右衛門宅一部建替 ニ 甲村次右衛門宅修築 家作木願場所 ②普請木（土木工事用材） 寛政の普請所 橋普請の用材 用水・溜井普請木 ６ 秣と薪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・624 林薪入会山 立岩村入会山 黒川村の草山 朝日村の柴草山 林・薪願出 ①秣場（草場） イ 飼料としての秣 ロ 肥料としての秣 ②薪 イ 燃料としての薪 ロ 薪稼 薪伐り出し ③村留山 甲村留山とりきめ 黒川村の村留山 ７ 焼畑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・633 ①焼畑と切替畑 焼畑の見取 焼畑の石高と反別 焼畑石高・反別一 覧 立岩村切替畑 きびしい焼畑制限 黒川村切替願 ②焼畑の年季耕作 黒川山内の他村入会焼畑 年季耕作の契約 焼畑の芝代 ８ 巣鷹山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・641 鷹狩り 巣鷹山 巣鷹見出し証文 村域の巣鷹山 御巣鷹山見立札 尽山と巣鷹の減少 明和５年御榑木方御用留 ９ 炭焼き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・648 木炭の使用 御用炭の生産 黒川村炭焼場 10 山を守る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・650 ①山見役と山見重役 山見役の任命 山見役の給科 山見重役の設置 山内取締の重点 御囲山の設定 明和の御囲山 ②山火事 イ 山火事の吟味 おちき谷山火事 ロ 失火のおことわり 山に依存する生活 第２節 江戸時代の造林・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・662 １ 最初の享保植樹令 －初の杉植林－・・・・・・・・・・・・・・・・・662 最初の植木 初の杉植林 ２ 延享の植樹令 －五木の造林奨励－・・・・・・・・・・・・・・・・・665 定式元伐の維持 幸田代官の植樹令 山引き苗 定式造林 ３ 天保の植樹令 －年間50本の山方植木－・・・・・・・・・・・・・・・668 植林の義務化 秋神山の大径木 天保植樹の大成果 秋神組の割高変更 ４ 安政２年の植樹令 －毎年10万本・10か年－・・・・・・・・・・・・・670 山見重役の新設 造林10か年計画 実生苗 他国苗の移入 山引き苗 ５ 安政６年の植樹令 －山方植木の復括－・・・・・・・・・・・・・・・673 豊田方式の再採用 ６ 安政の造林技術 －疎植と施肥への転換－・・・・・・・・・・・・・・674 富田礼彦の献策 造林の具体策 ７ 植木場所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・677 ８ 御救い元伐と山方植木・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・679 まぼろしの百姓持山 第３節 飛騨国林集の特質 －南方山方林業を基調として－・・・・・・・・・・680 ①採取林業と御救い元伐 ②全山御林山と百姓持山の否定 ③林産営業化・植林のおくれ 第10章 幕領時代の交通 第１節 江戸街道の交通と運輸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・683 １ 江戸街道（信州街道）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・683 江戸への街道 ２ 口留番所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・684 番所の変遷 ３ 甲問屋と黍生谷問屋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・686 継場と問屋 甲問屋 黍生谷問屋太郎作 組合の共同責任 問屋手当 ４ 問屋の業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・690 １ 人馬継立・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・690 御廻状書留帳 先触れと用状 ①大原代官手代人馬先触れ 代官手代の先触れ ②三ツ谷村百姓召喚人馬先触れ 百姓召喚 ③用状・金銭の宿継ぎ 用状・金銭の宿継ぎ 詰番と詰米 ２ 人馬の割り当てと賃銭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・697 イ 人足の割り当て ロ 牛馬の用意 ハ 賃銭の清算 ３ 役人の昼食・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・698 天明６年の昼食費 材料と材料費 ４ 問屋交代・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・703 取替申規定証文之事 ５ 巡見便と人足動員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・707 大巡見と人足 ６ 阿多野郷の牛方と駄賃・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・709 牛方と商荷 阿多野通りの駄賃 荷物駄賃稼ぎ ドシマの源平衛 ７ 美女峠の変遷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・714 尾上峠 郡上界峠 当初の経路 新道の開設 薪売り出しの道 伝承の道 ８ 江戸街道の橋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・717 １ 元禄の御入用橋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・717 御入用橋 飛騨の刎橋 保木橋 ２ 延享・寛政の板橋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・719 延享の板橋 寛政の橋 ３ 余荷普請橋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・722 安政の余荷橋 余荷とは 助成の変遷 天保の甲板橋 文化の青屋刎橋 ９ 信仰と旅の道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・727 宝蓮寺新道 差入申一札之事 善光寺街道 太郎右衛門善光寺参り 太郎右衛門江戸へ 太郎右衛門の絵 太郎右衛門黒船を見る 清水口周栄諸国めぐり 宿泊料は 第２節 飛騨川の運材・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・740 １ 飛騨川の川下げ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・740 飛州運材水系 飛騨川の運材 １ 山元から渡場まで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・741 沢付け 修羅出し 桟手 せき出し 渡場 ２ 川下げ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・742 渡入れ管流し 下原中綱 川狩稼村 下麻生湊 ３ 運材の激減・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・745 ２ 江戸城用材の輸送・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・745 駄送と舟運 牛の背で尾上峠越え ３ 日の丸の御用旗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・747 第３節 村域交通のいろいろな姿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・748 １ 御用通行の道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・748 馬継の村々 ２ 出稼ぎと稼業の道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・751 中山道に沿って 事業へ進出 久左衛門出府 清左衛門薩摩へ ３ 往来手形・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・751 送り手形 覚 参詣・出稼ぎ ４ 物資流通の道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・753 佐渡牛 生糸の道 飛騨ブリの道 塩の道 イ 一人七升の配当 ロ 塩の値段 ハ 塩差配人の清左衛門 白木類 わらび粉 ５ 道普請・橋普請・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・759 道作り ６ 峠と保木と刎橋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・760 村域の峠 ワル場と保木 川下げと刎橋 ７ 牛方の村・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・761 牛方の進出 牛方の村 ８ 大八事の登場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・762 大八車の公認 終わりの章にかえて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・763 史科編 14 明和８ 休山一件御印状之写・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・３ 15 明和９ 元伐休山に付御前貸一札・・・・・・・・・・・・・・・・・・６ 16 明和９ 飛州山方買請米御証文留・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 17 安永２ 安永騒動願書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 18 安永２ 逃散防止の急廻状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 19 安永２ 本郷村善九郎の遺書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 20 天明８ 浅井村指出明細帳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 21 寛政10 山方二十五ケ村永続対策取計方伺書・・・・・・・・・・・・・39 22 寛政12 山方二十五ケ村相続方並びに元杣頭共他山稼方申送書・・・・・50 23 寛政12 宮之前村差出明細帳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 24 文政４ 御林山取締方差出証文（写）・・・・・・・・・・・・・・・・63 村域の古文書（４）清水口家文書・・・・・・・・・・・・・69 25 文政13 宗門人別改帳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70 嘉永４ 宗門人別改帳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85 26 天保14 休山に付き従前通り元伐稼願・・・・・・・・・・・・・・・・110 27 天保14 他国出稼者書上帳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・114 28 天保14 上切組小拾帳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・145 村域の古文書（５）古守家文書・・・・・・・・・・・・・・158 29 宗門寺送り状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・159 天保15 寺送・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・161 30 嘉永元 南方秋神組株式割合為取替証文・・・・・・・・・・・・・・・162 31 慶応３ 雑木立焼畑場所相対証文・・・・・・・・・・・・・・・・・・176 32 年貢割付状と皆済目録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・180 33 明治元 秋神組硝石作込坪数書上帳・・・・・・・・・・・・・・・・・207 村域の古文書（６）黒川区有文書・・・・・・・・・・・・・216 参考文献（付 元伐図会）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１ 索引・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・策１