(解説)
明治4年8月、政府は太政官布告第61号、世にいう
「解放令」を出した。これを聞いて、人々は涙を流して
喜びあった。ところがあくる日、「お触れは5万日の間
日のべになる。」といわれる。それから100年、差別
の歴史は今もなお生きているのである。明治の解放令を
中心に近代における差別の実態について考える。