運材図会  富田礼彦/著 松村梅宰/画 1917発行
天領飛騨の材木を河川を利用して尾張白鳥湊まで運ぶ様子を描いたもの。川岸の風景や材木問屋の庭先も描かれており、近世の風俗史としても見ることができる。著者富田礼彦は漢学と国学を学んだ後、高山の地役人として頭取にまで昇進し、明治元年に県判事となった。高山陣屋玄関の「天朝御用所」の看板は礼彦の筆によるものである。礼彦は本書のために美濃下麻生まで出向き、調査を行っている。画の松村梅宰は本書の元となる「官材画譜」の絵も描いた。
 
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G/657/ト

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