旧館時代のなつかしの品々
(1)旧図書館内に展示してあった美術作品
県内出身の芸術家の県美術展入選作品や、図書館への寄贈作品などが旧図書館内の壁面を豊かに飾っていました。
その中から、絵画3点と書1点を展示しました。
疎水長閑(日本画/紙本・着色)
長谷川 朝風(1901〜1977)
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餌 飼(洋画/画布・油彩)
三田村 武雄(1908〜1962)
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裸 婦(洋画/画布・油彩)
坪内 節太郎(1905〜1979)
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地水火風空(書/紙本・墨)
関谷 義道(1920〜 )
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(2)家庭文庫巡回箱
県立図書館から借りた図書を効率的に利用するため、数冊を入れて各家庭を巡回した木製の木箱。どんな感想とともに次の家に手渡されたでしょうか。
(3)市町村巡回用 柳行李(やなぎごうり)
県内の読書施設に恵まれない地域の人々のためには、移動図書館車「ひばり号」が各地を巡回して図書を貸し出しました。貸出対象は時代によって、個人対象、市町村対象、読書サークル対象と変遷しましたが、大量の図書を山間地まで傷めずに運ぶのに最適だったのが「柳行李」でした。伸縮性がありクッション性もあったため、他に代わるものがなく、地元、穂積町(現在の瑞穂市)の特産品だったこともあり、平成の始めまで長く使われました。
(4)読書サークルの文集や機関誌・文集など
地各地域において活動を展開した読書サークルが作成した機関誌や文集など。サークルの活動や特徴がよく現れています。長年継続しているサークルがたくさんあります。
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