岐阜県読書大会 昭和36年に第1回岐阜県読書サークル研究大会が県立図書館で開催され、叶沢清介氏(作家)による講演会が行われました【講師・演題一覧】。その後も毎年、全県下の読書関係者が一同に会する研究大会を開催し、読書にかかわるテーマを設定した分科会および講演会等で読書推進を図ってきました。大会名称は、「県親子読書研究大会」「県読書活動推進大会」「県読書推進大会」と変遷し、平成3年より「県読書大会」として開催されてきました。 また、大会の席上で、「優良読書団体」「読書活動功労者」「全国優良読書グループ」「読書感想文コンクール入賞者」の表彰を行い、読書活動を啓発してきました。 親子20分間読書 鹿児島県立図書館長であった椋鳩十(童話作家)、本名久保田彦穂氏の提唱により、昭和35年5月「子どもの日」を期して「母と子の20分間読書」が始まり、この運動は全国に波及しました。 岐阜県立図書館では、昭和40年に読書普及の一環として、子どもに読書の習慣をつけ、あわせて明るい親子関係をつくることを目的として、親子20分間読書研究校を委嘱しました。これは、小学校3年生の児童とその親を対象に毎日20分間程度、子どもが教科書以外の本を声を出して読み、親がそばでそれを聞く、委嘱校には図書を貸し出し、利用相談に応ずるというものでした。以降、昭和45年4月まで毎年10校から20校を委嘱しました。この委嘱期間を経過した後も自主的に継続する学校や、市町村ぐるみで実施する地域が増えていきました。 昭和46年2月には椋鳩十氏を招いて、県親子読書大会を開催しています。 参考資料:「親子読書実践の手引き」(1969年刊) 「親子20分間読書実践の手引き」(1969、1970年刊) |