イベント・事業報告
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 令和3年11月3日、紺野美沙子名誉館長朗読会「さがりばな」を開催しました。
 紺野美沙子さん、中村由利子さん、MiMiさんの明るく楽しいトークと、写真絵本「さがりばな」の主人公・サラの命のかがやきをひしひしと感じる朗読、そこにピアノとハンマーダルシマー等の演奏が加わり、美しく、心癒されるステージが展開されました。
 今回の朗読会は新型コロナウイルス感染症対策として、入場者数を会場定員の半数にし、来場の皆様には検温やマスクの着用、手指消毒にご協力いただきました。

「岐阜県図書館名誉館長 紺野美沙子さん朗読会」を開催

ハンマーダルシマーとは?

 「ハンマーダルシマー」の演奏者であるMiMiさん。来場された方の多くが見たことがないという楽器でしたが、楽器の仕組みや音の出し方について分かりやすくご説明いただきました。また、映画『犬神家の一族』のテーマ曲である「愛のバラード」や久保田早紀さんの「異邦人」など、聞きなじみのある楽曲でも使用されていたことを知りました。
「さくらさくら」の演奏ではハンマーダルシマーの音色が琴の音色にも似ていることを実感。「MiMiロール」というMiMiさん独自の奏法も披露され、美しい響きを楽しみました。

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即興演奏

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 紺野美沙子さんがピアニストで作曲家の中村由利子さんに曲をリクエストして、即興で曲を披露するコーナーもありました。
 紺野さんが客席の少年へインタビュー。テニスが得意という少年の話から、「文化の日、青空の下でのテニスの試合、最後にスマッシュを決めて勝った!という場面」の曲を紺野さんが中村さんへリクエストされました。中村さんの臨場感のある美しい演奏に、会場からは大きな拍手が送られました。

「さがりばな」

 今回の朗読の原作本である『さがりばな』(横塚眞己人・作)は、東日本大震災の直後に紺野さんが出会った「命のつながり」をテーマにした絵本でした。この公演のために横塚さんからたくさんの写真を、そして大学の後輩である緒形圭子さんが脚本を、さらに作品のために中村さんが作曲をされました。
 美しい写真と演奏にあわせて、主人公「サラ」の命のかがやきを紺野さんが情感豊かに朗読されました。
 「さがりばな」の花言葉は「幸せが訪れる」。最後に紺野さんから客席へ「今日いらしたみなさまにますます幸せが訪れますように」との言葉を送られました。

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関連図書展示

 当日、図書館閲覧室内に、公演の原作本や、原作者の絵本、紺野美沙子さんの著書や舞台となった西表島の本など、関連する資料を展示、紹介しました。

展示リスト(PDF:232KB)

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朗読会の様子がWEBでご覧いただけます

 朗読会の様子がYouTubeチャンネル「清流の国ぎふ自宅で楽しむ文化芸術」でご覧いただけます。ぜひご覧ください。

YouTubeチャンネル「清流の国ぎふ自宅で楽しむ文化芸術」|外部リンク

問い合わせ先

担当係 岐阜県図書館 企画課 企画振興係
電話 058-275-5111