イベント・事業報告
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 令和6年721日、紺野美沙子名誉館長朗読会「星は見ている~原爆でわが子を亡くした父母らの手記より~」を開催しました。

「岐阜県図書館名誉館長 紺野美沙子さん朗読会」を開催

紺野さんによる朗読

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 原爆によって子を失った母の悲しみが語られる「星は見ている~原爆でわが子を亡くした父母らの手記より~」をお聞きいただきました。

小川典監督の美しい映像と、紺野さんの平和への願いを込めた朗読が、参加された皆さんの胸に深く染み入っていました。

紺野さんとの交流の時間

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 朗読の後には、紺野さんと参加された皆さんとの交流の時間が設けられました。

 参加者から『星は見ている』を演目にしたいと思ったきっかけを質問された紺野さん。「悲惨な戦争やあってはならない逆縁の悲しみをこの演目を通して伝え、戦争で辛い思いをしたくないという気持ちを皆で考えていきたい」という平和に対する真摯な思いを話されました。

 また、朗読教室に通っており、紺野さんのような聴く人の気持ちを引き付ける朗読に憧れるという参加者には、「唯一無二の自分の声に自信を持ってほしい」「自然体で伝えたい内容を朗読することが大切」など、朗読のポイントについてもお話されました。
 平和への思いや朗読について交流いただき、充実した時間となりました。

参加者の感想(一部)

  • ・平和について考えさせられました。紺野美沙子さんの優しい語り口がすばらしかったです
  • ・紺野さんの朗読を子どもに聴かせたく、連れて来ました。子どもたちに語りつがれた作品、絵本も読んでみたいと思います。
  • ・すばらしい朗読会をありがとうございました。状況が思い浮かび、母親の悲しみに涙が出ました。ぜひ若い方に聞いて頂きたい演目だと思います。
  • ・すばらしい朗読でした。自分も朗読をしてみたいと思いました。
  • ・初めて「星は見ている」を聞かせていただき、紺野さんの凛としたそれでいて言葉を大切に朗読される場にご縁をいただけてありがたかったです。戦争で生きたくても生きられなかった方々の分まで地に足をつけて生きなければと背中を押されました。
  • ・紺野さんの朗読が心に沁みました。声がとてもすてきでした。自分だけの声を大切にした活動が、今後私にもできたらと思いました。

関連図書展示

 当日は閲覧室内に「星は見ている」の手記が収められた図書や、戦争・原爆に関する図書、紺野美沙子さんの著書、朗読CDなど、関連する資料を展示、紹介しました。

 展示した資料の一覧は「展示リスト」をご覧ください

展示リスト(PDF:244KB).pdf
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問い合わせ先

担当係 岐阜県図書館 企画課 企画振興係
電話 058-275-5111