令和6年11月3日、岐阜県図書館紺野美沙子名誉館長朗読会「茨木のり子の世界~昭和の名曲とともに~」を開催しました。
詩人・茨木のり子の詩の朗読と、昭和の名曲をコラボさせた今回の朗読会。紺野さんの朗読に歌手の蘭燃さんの力強い歌声、ピアニストの黒木由香さんの華やかなピアノ演奏が相まって、感動的なステージとなりました。
茨木のり子の世界
朗読会は、黒木さんによる、ラヴェルの「水の戯れ」のピアノ演奏からスタート。
茨木のり子の代表作「わたしが一番きれいだったとき」、「自分の感受性くらい」、「倚りかからず」をはじめとして、恋する気持ちがあふれている作品「あほらしい唄」など、7編の詩を紺野美沙子名誉館長の朗読でお聞きいただきました。
昭和の名曲とのコラボレーション
蘭燃さんが素敵な歌声を響かせながら客席から登場し観客を驚かせた「夢で逢えたら」、県内の美しい清流の写真とともにゆったりとしたピアノ演奏が心地よい「川の流れのように」などの昭和の名曲が、茨木のり子の詩の世界を彩りました。
茨木のり子最後の詩集『歳月』より
紺野さんが最後に朗読したのは、茨木のり子が夫に寄せた愛の詩「泉」、「存在」。そして、蘭燃さんの力強い歌声と黒木さんのピアノで「愛の讃歌」が演奏され、感動的なフィナーレを迎えました。
ご来場の方々には、文学と音楽、映像のコラボレーションによって、「茨木のり子の世界」を深くお楽しみいただきました。
参加者の感想(一部)
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・茨木のり子さんの詩、とても心に残りました。また自分でも読んでみたいと思います。歌ピアノ共にすばらしかったです。
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・圧巻でした。茨木のり子の深い詩情を朗読と歌曲、ピアノ演奏をコラボさせる企画、すばらしかったです。言葉の重み、心に残る表現、構成、聞く人々を魅了する心に響く秋の文化祭でした。心が揺さぶられる時間、貴い体験をさせてもらいました。ありがとうございました。
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・大変、心が洗われる内容でした。今後の自分自身の生き方を考える時でした。有難うございました。とても感動しました。
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・茨木のり子さんの世界にとても感動しました。紺野美沙子さんの朗読もおしゃべりもとってもお上手でピアノも歌も最高でした。ありがとうございました。
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・紺野さんの優しい声の朗読は何度聞いても本当に素晴らしく大変感動しました。蘭燃さんの歌も黒木さんのピアノも紺野さんの世界観と合っていてとても素敵でした。
関連図書展示
当日は閲覧室内に、茨木のり子の詩集や関連図書、紺野美沙子さんの著書など関連する資料を展示、貸出を行いました。展示した資料の一覧は「展示リスト」をご覧ください。
朗読会関連展示リスト(PDF:244KB).pdf問い合わせ先
担当係 | 岐阜県図書館 企画課 企画振興係 |
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電話 | 058-275-5111 |