イベント・事業報告
令和7年2月2日、岐阜県図書館1階の多目的ホールにて「紺野美沙子名誉館長トークイベント・今森光彦(いまもりみつひこ)氏講演会」を開催しました。第1部は、写真家・切り絵作家である今森光彦さんによる「身近な自然を楽しむ」と題した講演、第2部は、今森光彦さんと紺野美沙子名誉館長によるトークセッションを行いました。
詳細情報
第1部 今森光彦氏講演会 「身近な自然を楽しむ」
世界中の辺境地や日本の里山などで取材を続けている写真家としての経験や、自然についての考え方、雑木林を開墾し、何年もかけて手入れを続けて75種ものチョウが集まるようになったアトリエをどのように作られたかなどについて、今森さんご自身が撮影された写真とともにお話いただきました。

第2部 トークセッション
紺野名誉館長の進行により、今森さんとのトークセッションを行いました。
はじめに紺野名誉館長が、お子さんと一緒に楽しんだ思い出の本として今森さんの著書『昆虫記』(福音館書店)、『やあ!出会えたね ダンゴムシ』(アリス館)を紹介されました。岐阜の自然についての話題では、今森さんが中学生の時に岐阜市の名和昆虫博物館を訪れたこと、高校生の時には谷汲でギフチョウをたくさん見て感動したことなどのエピソードが語られました。
また今森さんには、切り絵の実演も行っていただきました。鮮やかな手さばきであっという間にチョウとカマキリの切り絵が完成し、会場内は驚きに包まれていました。



参加者の感想(一部)
- ・植物と自然との深い関係性を知ることができて勉強になりました。お二人のトークが面白かったです。好きなものがあるって素晴らしいと思いました。
- ・実演もまじえたトークがとても楽しかったです。お二人の飾らないお人柄がすてきだと思いました。
- ・楽しいお話をありがとうございました。昆虫をはじめあらゆる生物への愛、自然へのかかわり方のお話がステキでした。私は里山に住んでいるので、もっと身近なところに目を向けていきたいなと思いました。
- ・里山づくり、カメラ、切り絵など興味深いお話がたくさん聞けて大変良かったです。
- ・身近な自然に接することがなく日常に追われている生活です。私も自然に接する時間をとり、自分なりの楽しみ方を見つけたいと思います。
関連図書展示
当日は閲覧室内に今森さんと紺野名誉館長の著作を展示、紹介しました。対象資料一覧は、展示資料リストからご覧ください。
展示資料リスト(PDF:266KB)
問い合わせ先
担当係 | 岐阜県図書館 企画課 企画振興係 |
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電話 | 058-275-5111 |