イベントその他

 県民の皆様に、埋蔵文化財への理解と、ふるさと岐阜の歴史への関心を深めていただくことを目的に、岐阜県文化財保護センター主催の企画で、発掘調査報告会を開催します。

 今回は、岐阜県の歴史を語る上で注目すべき発見となった3件の発掘調査成果の報告と、遺跡から出土した遺物の展示を行います。

 また、1階閲覧室入口において、10月21日(火曜日)から11月3日(月曜日)の期間に、今回報告される遺跡の関連図書を紹介するコーナーも設置します。

令和7年度岐阜県発掘調査報告会チラシ (pdf:513.7 KB)

令和7年度岐阜県発掘調査報告会チラシ

基本情報

開催日時

令和7年10月25日(土曜日)13時15分から15時45分(12時45分受付開始)

開催場所

岐阜県図書館1階 多目的ホール

内容

(1)日焼遺跡(ひやけいせき)、高山市

平成27・28年度に発掘調査を実施。縄文時代及び古代を中心とする遺跡で、縄文時代早期の煙道付炉穴、縄文時代中期の竪穴建物、古代の竪穴建物、掘立柱建物、礎石建物などを確認。このうち、古代の礎石建物は、出土品から寺院としての性格を持っていたと考えられる。

(2)鵜沼古市場遺跡C地区(うぬまふるいちばいせきしーちく)、各務原市

平成26~28年度に発掘調査を実施。木曽川畔に展開する集落遺跡で、縄文時代から近世にまで及ぶ痕跡を確認。弥生時代の環濠、古代の建物群、中世の大溝などが確認され、各時代に人々の営みがあったことが分かった。

(3)国史跡 東氏館跡及び篠脇城跡(くにしせき とうしやかたあとおよびしのわきじょうあと)、郡上市

篠脇城跡は令和2~4年度に発掘調査を実施。池の痕跡や建物の礎石、土塁などの遺構を確認。山麓の東氏の居館跡である東氏館跡とともに、令和6年度に国史跡に指定された。山麓の館から山上の館、そして山城への移り変わりを示す貴重な事例として注目される。

主催

岐阜県文化財保護センター

共催

岐阜県図書館

報道発表

報道発表|岐阜県(外部リンク)

詳細情報

定員 300名程度(当日受付・先着順)
参加費 無料

問い合わせ先

担当 岐阜県文化財保護センター 調査課
電話 058-237-8550(平日9時00分から17時00分、祝日を除く)
ファックス 058-237-8551