モンゴル出身の馬頭琴奏者セーンジャーさんと紺野美沙子さんとで、『スーホの白い馬』の舞台となったモンゴルのくらしや文化についてお話をいただきました。

今回、「馬頭琴」を初めて見た、初めて音色を聴いた人も多かったのではないでしょうか。セーンジャーさんには馬頭琴でモンゴルの曲や日本の「赤とんぼ」などを演奏していただきました。モンゴルの広い空、草原に遠く響きわたるような深みのある馬頭琴の音色に魅了されました。
トークでは、馬頭琴の音色の秘密をはじめ、ゲルでのくらし、人と馬との関係等々についてわかりやすく伝えていただきました。

当日は、午前中に紺野さんによる若者向けの朗読体験講座も開催しました。

発声や朗読の方法についてのお話を聞き、ウォーミングアップ体操、そして皆で声を合わせての「群読」などを楽しみました。温かな雰囲気で、笑顔があふれるワークショップとなりました。

朗読会とワークショップに関連して、絵本『スーホの白い馬』やモンゴルを知るための参考図書、そして朗読に関する本などを展示、紹介しました。

展示リスト

翌11月4日には、より多くの方に朗読会をお楽しみいただけるよう、名誉館長朗読会のアウトリーチ事業として中津川市でも同じ演目で開催し、地域のたくさんの皆様にご参加をいただきました。（中津川市立図書館との共催。会場：東美濃ふれあいセンター 歌舞伎ホール）