企画展示
終了

2月7日の「北方領土の日」にちなみ、国境や領土問題を考えるきっかけにしていただけるよう、岐阜県図書館所蔵の外邦図(※1)から、樺太(サハリン)の国境線であった場所を中心に展示します。

明治38(1905)年9月、日露講和条約(ポーツマス条約)が締結され、樺太(サハリン)の北緯50度以南が日本領土となりました。国境画定のため、日露両国が協同して天文測量を行い、東のオホーツク海沿岸から西の間宮海峡まで全長約130km の北緯50度線上に国境標石(※2)等を設置し、国境線を定めました。島国日本が陸地で国境を接し、国境標石を設置したのは、歴史上この時だけです。

基本情報

開催日時

令和2年2月1日(土曜日)から2月27日(木曜日)
10時00分から20時00分(土曜・日曜・祝日は18時00分まで)

開催場所

岐阜県図書館1階 楽書交流サロン北西面パネル

展示地図

  • 仮製5万分1地形図8面の複製(外邦図)
    「鳴海」「駱駝山」「沖見山」「苔桃山」「幌見峠」「黒髪山」「逢見山」「安別」
  • 樺太国境標石レプリカ写真

その他

入場無料

外邦図とは(※1)

旧日本陸軍参謀本部陸地測量部がアジア・太平洋などを中心とする地域を対象に、戦略・戦術やその土地の統治(インフラ整備や徴税など)などを目的に作製した地図です。
岐阜県図書館は約14,000枚の外邦図を所蔵しています。

国境標石とは(※2)

国境を示す目印です。樺太(サハリン)では、北緯50度線上に天文測量による4つの国境標石(天測境界標)と、その間に17の中間標石(中間境界標)を設置し、国境線を明らかにしました。

報道発表

報道発表|岐阜県(外部サイト)

問い合わせ先

担当係 岐阜県図書館 サービス課 郷土・地図情報係
電話 058-275-5111