イベント・事業報告
専門家を講師に迎えて、岐阜について学び、岐阜の魅力を知ることができる「おとなのための岐阜学講座」。令和2年度は以下の3回を開催しました。
当日は、講師による講義のほか、図書館2階閲覧室に関連図書のコーナーを設置しました。
詳細情報
第1回 『破戒』の禅僧・万里集九 -戦国の美濃に暮らした一文化人の生涯-
講師
森田晃一氏(岐阜大学日本語・日本文化教育センター教授)
開催日
令和2年10月11日(日曜)
応仁の乱を逃れて鵜沼に庵を結び、『梅花無尽蔵』という漢詩文集を著した禅僧・万里集九。詩文の才を高く評価されていた万里集九の生涯の紹介とともに、その著作『梅花無尽蔵』の地域史料としての価値についてご指摘いただきました。

第2回 (兼 岐阜県郷土資料研究協議会講演会)
「「京道又湊道」と中山道、そして、現在」
講師
黒田隆志氏(岐阜県郷土資料研究協議会副会長・前岐阜市歴史博物館長)
開催日
令和2年12月12日(土曜)
時代によって道は移動する、という前提のもと、『岐阜市史』の付図、町村略誌など、岐阜県図書館で閲覧可能な多数の資料を丹念に読み解き、岐阜を中心にした街道がかつてどこを通っていたか、通説にとらわれない見解をお示しいただきました。

第3回「濃飛の文化人、小木曾旭晃―明治・大正・昭和〈地方文壇〉の輝き―」
講師
林正子氏(岐阜大学副学長、地域科学部教授)
開催日
令和3年1月31日(日曜)
明治から昭和にかけて岐阜県で活躍した文化人・小木曾旭晃について、その生涯と、岐阜の地において地方文化・地方文壇の意義を全国レベルで発信、牽引した業績を、主宰雑誌『地方文化』の論説などをもとにご紹介いただきました。

関連情報
問い合わせ先
担当係 | 岐阜県図書館 サービス課 郷土・地図情報係 |
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電話 | 058-275-5111 |