イベント・事業報告

 岐阜県図書館では、県民が文学に親しみ、学び、交流できる機会を提供するとともに、県民の郷土に対する自身や誇りを喚起し、郷土愛の醸成につなげるため、郷土作家展示や郷土出身作家によるトークショーなどを平成29年度以降、継続的に開催しています。

 令和4度は、島崎藤村生誕150年にちなみ、島崎藤村及び近代文学をテーマとし、作家ゆかりの人物や研究者を招いてトークイベント「生誕150年記念 島崎藤村リレートーク」を開催しました。

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詳細情報

講師

島崎五美雄氏(一般財団法人藤村記念郷理事長)

トークテーマ

祖父藤村と旅の人生

内容

令和元年に藤村記念館から出版した書籍『祖父藤村と旅の人生』から、藤村の苦難に満ちた人生とその生き方を、時代背景やお孫さんである五美雄氏ならではのエピソードとともに分かりやすく紹介していただきました。

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講師

菊池有希氏(都留文科大学教授)

トークテーマ

北村透谷との出会い

内容

 26歳という短い人生を駆け抜けるように生きた詩人・思想家であった北村透谷を敬愛し、また一方で反面教師とした島崎藤村。理想と現実の間の中で苦悩する「戦いの人」透谷との出会いが、藤村にどのような影響を与え、その作品に表されているのかについてお話しいただきました。

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講師

林正子氏(岐阜大学名誉教授)

トークテーマ

藤村の〈郷里〉と〈鷗外〉-『桃の雫』を中心に

内容

感想集『桃の雫』「鷗外漁史」に表された藤村にとっての鷗外、馬籠の講演の中の一句「血につながるふるさと 心につながるふるさと 言葉につながるふるさと」に込められた故郷への想い、童話集『ふるさと』に感じられる父性など、藤村を多角的に知り、藤村の作品を読解する魅力を伝えていただきました。

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関連資料リスト

「生誕150年記念 島崎藤村リレートーク」ブックリスト.pdf

関連情報

「郷土岐阜を知り、学ぼう」講座・イベントの参加者募集

問い合わせ先

担当係 岐阜県図書館 サービス課 郷土・地図情報係
電話 058-275-5111