講座・講演会
終了

県図書館では、岐阜大学との連携による公開講座「楽習会」を平成17年度から毎年開催しています。 「楽習会」とは、講師を務める岐阜大学教育学部の先生が、言葉、文学、文化について、毎回異なるテーマでお話をする公開講座です。山田敏弘(やまだ としひろ)教授をはじめとする講師陣のお話は、毎回好評をいただいておりますが、今年度は、講師陣に新たに英米・英語圏文学の林日佳理(はやし ひかり)助教をお迎えし、下記のとおり開講します。

楽習会 チラシ (pdf:976.3 KB)

楽習会 チラシ

基本情報

開催日時

  • 令和元年6月16日(日)
  • 令和元年8月18日(日)
  • 令和元年9月23日(月・祝)
  • 令和元年10月20日(日)
  • 令和元年11月17日(日)
  • 令和元年12月22日(日)
  • 令和2年1月19日(日)

共通事項

開講時間

14時00分から15時30分(開場13時30分)

開催場所

岐阜県図書館 2階 研修室

参加料

無料

対象

一般60名 申込み不要・当日先着順

詳細情報

内容

令和元年6月16日(日)

「映画のセリフを通して見る日英語の『語』の仕組み」
講師:飯田泰弘 助教

各言語には、語・句・文といった複数のレベルがあります。今回は「語」の世界に光を当て、新語の誕生秘話紹介や日英語の比較を通して、広くことばの仕組みを考えます。また実例提示として、映画のセリフに登場する興味深い英語も多数ご紹介します。

令和元年8月18日(日)

「アルプスの谷と飛騨の谷の小言語」
講師:山田敏弘 教授

今回は、イタリアとスイスの谷で話される小さな言語について、実地調査をもとにお話しします。特に、小さな言語を守ろうとする地域の取り組みと学校での教育は、日本の諸方言を守っていく上でも、たいへん参考になります。小言語を保持することで可能になる思考の多様性についても考えます。

令和元年9月23日(月・祝)

「作文の中の『柳ケ瀬』」
講師:小林一貴 准教授

文集・雑誌に掲載された作文の中から、「柳ケ瀬」を描いた作品を取り上げます。変化し続ける柳ケ瀬の街は、歌謡曲や映画、キャラクターなどのメディアを通して変化してきた街でもあります。「作文」というメディアを通して描かれた柳ケ瀬の街を読み解いていきます。

令和元年10月20日(日)

「文学でニューヨークを旅する」
講師:林日佳理 助教

今も昔も人をひきつけてやまない都市ニューヨークでは、さまざまな境遇の人々が出会い多彩な物語が生まれます。ニューヨークを舞台にした小説をいくつか見ていくことで、この街の魅力を味わいつつ、文学を通して異国を旅する楽しさを感じてもらえればと思います。

令和元年11月17日(日)

「孟浩然の山水詩」
講師:好川聡 准教授

盛唐時代を代表する詩人孟浩然は、誰もが学校で習った「春眠 暁を覚えず」(「春暁」)の詩で現代でも親しまれています。今回は孟浩然が得意とした山水詩を取り上げ、彼の描く自然の世界を味わってみたいと思います。

令和元年12月22日(日)

「基礎英単語の小ネタ集:英単語の社会文化的意味」
講師:仲潔 准教授

英語を少しでも学んだことがあれば1度は聞いたことのある英単語や、日本語になった英語・英語になった日本語をとりあげます。英語を楽しく学び直すきっかけになるかも?!

令和2年1月19日(日)

「『源氏物語』と小説家たち」
講師:小川陽子 准教授

小説家・角田光代さんによる『源氏物語』の現代語訳が11月に完結を迎えます。『源氏』はこれまでにも与謝野晶子、谷崎潤一郎、円地文子などさまざまな小説家によって訳されてきました。『源氏』に対する彼女らの発言を紹介しながら、いくつかの訳を読み比べます。

報道発表

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問い合わせ先

担当係 岐阜県図書館 企画課 企画振興係
電話 058-275-5111