県図書館では、岐阜大学との連携による公開講座「楽習会(がくしゅうかい)」を平成18年度から毎年開催しています。「楽習会」とは、岐阜大学教育学部の先生を講師に迎え、言葉・文学・文化について、毎回異なるテーマでお話しいただく公開講座です。
令和7年度の統一テーマは「マンガ・アニメ」です。ぜひご参加ください。

基本情報
開催日時(全て日曜日)
- 令和7年6月29日
- 令和7年7月27日
- 令和7年8月31日
- 令和7年9月28日
- 令和7年11月30日
- 令和7年12月21日
共通事項
開講時間
14時00分から15時30分(開場13時30分)
開催場所
岐阜県図書館 2階 研修室
参加料
無料
定員
60名程度 予約不要
対象
高校生以上
詳細情報
内容
令和7年6月29日(日曜日)
「グラフィックノベルの世界」
講師:林 日佳理 准教授
アメリカには、子ども向けの「コミック」とは違う「グラフィックノベル(視覚的に表現された小説)」というマンガのジャンルがあります。大人向けの洗練されたストーリーとデザインを、従来の小説や日本のマンガとの比較を通してご紹介します。
令和7年7月27日(日曜日)
「諸葛孔明の実像とその作品」
講師:好川 聡 准教授
小説『三国志演義』の中で随一の知謀の持ち主である諸葛孔明は、天才軍師として様々な漫画やアニメでも大活躍していますが、今回は史実の諸葛孔明の実像と彼の書いた「出師の表」、また唐詩の中での孔明の姿を紹介していきたいと思います。
令和7年8月31日(日曜日)
「漫画・アニメにおけるキャラクターイメージと絵物語の世界」
講師:末松 美咲 准教授
「牛若丸と弁慶」と聞いて、みなさんはどのような場面・人物を思い浮かべますか。この二人のイメージは、古くから様々な絵物語のなかで繰り返し描かれ、現代の漫画やアニメにまで継承されています。今回は、そんな二人を中心に、漫画・アニメと古典文学との関係について考えます。
令和7年9月28日(日曜日)
「漫画に見る日本語文化と英語文化」
講師:仲 潔 教授
漫画やアニメなどの作品が、日本語から英語、あるいは英語から日本語へと翻訳される際、両言語の文法・構造を理解するだけではうまくいきません。それぞれの言語の背景には文化や文化にもとづいた視点の違いがあるからです。本講座では、本格的な翻訳のための知識ではなく、日本語と英語の文化的な「異」と「同」について漫画やアニメなどの具体例を挙げながらやさしく扱います。
令和7年11月30日(日曜日)
「日英語のアニメに見られることばの魔法」
講師:飯田 泰弘 准教授
子ども向けアニメには、話のわかりやすさを追求し、かつ観客を最後まで飽きさせないための「ことばの魔法」が散りばめられています。日英語のアニメの映像・音声で確認しながら、セリフやネーミングにかけられた魔法の数々をご紹介します。
令和7年12月21日(日曜日)
「マンガに見られる方言を含むことばの意図」
講師:山田 敏弘 教授
高知や沖縄などには、ほぼすべて方言で書かれた新聞の4コマ漫画があり、地元で好評を博しています。これを岐阜県の新聞でやってみたらどうなるかをワークショップ形式で考えます。イタリアの日本マンガの受け入れ方についても少し話します。
報道発表
問い合わせ先
担当係 | 岐阜県図書館 企画課 企画振興係 |
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電話 | 058-275-5111 |