県図書館では、岐阜大学との連携による公開講座「楽習会(がくしゅうかい)」を平成18年度から毎年開催しています。「楽習会」とは、岐阜大学教育学部の先生を講師に迎え、言葉・文学・文化について、毎回異なる内容でお話しいただく公開講座です。
令和8年度の統一テーマは「出版」です。ぜひご参加ください。
基本情報
開催日時(全て日曜日)
- 令和8年5月31日
- 令和8年6月28日
- 令和8年7月26日
- 令和8年9月27日
- 令和8年11月22日
- 令和8年12月20日
共通事項
開講時間
14時00分から15時30分(開場13時30分)
開催場所
岐阜県図書館 2階 研修室
参加料
無料
定員
60名程度 予約不要
対象
高校生以上
詳細情報
内容
令和8年5月31日(日曜日)
「“Good”は本当に“いい”の?」
講師:仲 潔 教授
本を出版するとき、著者は編集者からさまざまな「評価の言葉」を受け取ります。「Good」「面白いですね」-これらは本当に褒め言葉なのでしょうか。本講演では、講演者自身の日本語・英語双方での出版経験や翻訳書出版のエピソードを手がかりに、編集や評価の場面で生じやすい誤解を紹介します。
令和8年6月28日(日曜日)
「英米の女性作家たちと出版」
講師:林 日佳理 准教授
『若草物語』の最新の映画化作品『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(2019)は、女性主人公ジョーが自らの作品を出版することに大きな意味を持たせます。女性が自分の書いたものを出版することには、男性作家の場合と比べて、どのような違いや意義があるのでしょうか? 今回は英米の女性作家たちの出版にまつわるあれこれについて見ていきます。
令和8年7月26日(日曜日)
「くらべて楽しむ写本と版本-本のかたちと出版文化-」
講師:末松 美咲 准教授
日本における書物は、長らく人の手で書写された「写本」が主流でしたが、江戸時代には印刷された「版本」が流通するようになりました。同じ内容でも、姿を変えることで、本は異なる役割を担います。本講座では、写本と版本を読み比べることによって、出版文化が果たした役割について考えます。
令和8年9月27日(日曜日)
「白居易と『白氏文集』」
講師:好川 聡 准教授
中国で出版が盛んになるのは活版印刷が発明された宋代以降だが、それ以前の唐代で世に流行した詩人が白居易である。その流行の様子に触れつつ、自分で編纂し続けた『白氏文集』の変遷を通じて白居易の詩の魅力を紹介したい。
令和8年11月22日(日曜日)
「出版物に載せる英語の日本語訳、その意外な落とし穴」
講師:飯田 泰弘 准教授
英語のbreakは「壊す」と「壊れる」の意味を持つので、正しい日本語訳は文脈頼りになります。私はかつて walk a bike を「自転車を押して歩く」と訳しましたが、岐阜に来てその危険性に気づきました。文脈や方言など、日本語訳を載せる際の苦労や工夫を見ながら両言語の奥深さをご紹介します。
令和8年12月20日(日曜日)
「何のための出版?」
講師:山田 敏弘 教授
本を出すと儲かるのは誰? これまで20冊以上の著作を上梓してきましたが、出版すると苦労するばかりで儲かるどころではありません。それでも本を出すのは何のため? 特に岐阜の方言の本では苦労をしております。そんな苦労を押してでも話さずにはいられない研究成果をまじえながら研究者と出版との関係を告白します。
報道発表
問い合わせ先
| 担当係 | 岐阜県図書館 企画課 企画振興係 |
|---|---|
| 電話 | 058-275-5111 |