1.調査
音訳者は、「調査用 参考資料一覧」の書籍やウェブサイト等で、漢字、固有名詞、新語等の読みを調査し、「調査用紙」に記入する。
2.打ち合わせ
音訳者は、図・イラストなどのよみかた、DAISY図書凡例などについて、音訳指導員・職員と打ち合わせ、「打ち合わせ表」に記録する。
3.音訳
音訳者は、「デイジー図書枠アナウンス」に従って録音する。
4.校正
校正者は、誤読、不明瞭な発音、雑音、音訳処理方法などについて校正し、「校正表」に記入する。
5.判定
職員は、校正者の指摘した事項について、訂正が必要かどうか判定する。
6.訂正
音訳者は訂正する。
<以下、デイジー編集作業へ>
7.編集1
デイジー編集者は、『DAISY編集マニュアル』に従い、音声編集ソフト「Sound forge」で音声を調整した後、「PRS-Pro」でデイジー図書の形式に編集する。 「DAISY図書編集一覧」に沿ってレベル分けする。
誤読箇所などを発見した場合には、「デイジー図書 追加録音+校正表」に記入する。
8.追加録音
音訳者は、デイジー図書凡例、録音図書完成年月日や、新たに発見された誤読箇所などを録音する。
9.編集2
デイジー編集者は、追加録音箇所を編集する。
10.編集チェック・判定
編集校正者は、デイジー図書が適正に編集されているか、確認し、修正する。
11.完成
完成したデイジー図書をサピエ図書館にアップロードする。
使用した資料などを図書館に返却する。
12.その他
サピエなど、インターネット上のアップローダーに音声データを上げる際は、
「データ受け渡し時のチェックリスト」に従ってチェックを行う。
参考資料等
- 『音訳マニュアル』音訳・調査編(全国視覚障害者情報提供施設協会 2001)
- 『録音図書製作の手引き デジタル録音版』(視覚障害者生活情報センターぎふ 2012)
- 日本図書館協会障害者サービス委員会「録音(DAISY)資料製作に関する全国基準」(外部サイト)