県図書館では、岐阜大学との連携による公開講座「楽習会」を平成18年度から毎年開催しています。 「楽習会」とは、講師を務める岐阜大学教育学部の先生が、言葉、文学、文化について、毎回異なるテーマでお話をする公開講座です。山田敏弘(やまだ としひろ)教授をはじめとする講師陣のお話は、毎回好評をいただいております。2020年度は下記のとおり開講します。

基本情報
開催日時
- 令和2年7月26日(日)
- 令和2年8月30日(日)
- 令和2年10月25日(日)
- 令和2年11月22日(日)
- 令和2年12月6日(日)
- 令和3年2月28日(日)
- 令和3年3月28日(日)
共通事項
開講時間
14時00分から15時30分(開場13時30分)
開催場所
岐阜県図書館 2階 研修室
参加料
無料
定員
25名程度 予約不要
対象
高校生以上
新型コロナウイルス感染防止対策
下記のとおり、ご協力お願いします。
- 会場の収容人数を減らして開催します。地域の感染状況等により、定員は変動します。
- 当日はマスクを着用のうえご参加ください。発熱等で体調不良の方のご参加はご遠慮いただきます。
- 当日受付にて、岐阜県感染警戒QRシステムにメールアドレスをご登録いただくようご協力ください。
- 状況によっては、映像配信により講座を実施する場合があります。
詳細情報
内容
令和2年7月26(日)
「文学でアメリカを旅する~Midwest編~」
講師:林 日佳理 助授
文学作品を通してアメリカの地方の雰囲気を味わってみませんか。今回は(講師が勝手にアメリカの「東海地方」だと思っている)アメリカ中西部―イリノイ、インディアナ、オハイオなど―を舞台とする小説をもとに、そこに暮らす人々の精神性や土地との関わりなどを紹介します。
令和2年8月30日(日)
「作文に描かれた岐阜の路面電車」
講師:小林一貴 教授
文集・雑誌に掲載された作文の中から、岐阜の路面電車が描かれた作品を取り上げます。出迎え、遊び帰りなどの移動風景の様子を見ながら、街と人々や子供たちの関係を読み解きます。
令和2年10月25日(日)
「英語で見る新語・流行語の誕生と文法化」
講師:飯田 泰弘 助教
毎年、英語でも興味深い新語や流行語が誕生しています。そんな新語たちがその後、さらに複雑な構文へと深く根を張り浸透していく様子を、映画のセリフなどを用いてご紹介します。
令和2年11月22日(日)
「『麒麟がくる』の時代の美濃・尾張の人はどんな方言を話したか」
講師:山田 敏弘 教授
「光秀、おみゃーはたーけだでかんわ」。戦国時代劇でもよくこんな話し方を耳にしますが、本当にこんな話し方をしていたのでしょうか。少ない資料から戦国の言葉(方言)を考えます。
令和2年12月6日(日)
「『源氏物語』が語らなかったもの―空白・続きの物語へ―」
講師:小川 陽子 准教授
『源氏物語』は長編ですが、六条御息所との出会いや光源氏の死など、明確には語られていないこともさまざまあります。物語の〈空白〉と、それを補おうとした後世の作品を一緒に楽しみましょう。
令和3年2月28日(日)
「ことばの輸出入 日本語になった英語、英語になった日本語」
講師:仲 潔 准教授
日本語の中には、外国にルーツをもつ言葉がたくさんあります。その逆に、日本から海を渡り、外国語になった日本語も少なくありません。この講座では、さまざまな外国語のうち英語に注目し、日本語になった英語、英語になった日本語についてお話します。
令和3年3月28日(日)
「王維の山水詩~孟浩然との比較を通じて~」
講師:好川 聡 准教授
盛唐を代表する詩人、王維は「詩中に画有り、画中に詩有り」と称され、絵画的な描写に長じています。その山水詩の世界を王維と併称される孟浩然の詩と比較しながらご紹介します。
報道発表
問い合わせ先
担当係 | 岐阜県図書館 企画課 企画振興係 |
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電話 | 058-275-5111 |