麦浪編　元文-延享年間　伊勢の俳人・中川乙由（別号・麦林）の遺句を息子の麦浪がまとめたもの。

• 麦林集 1
• 麦林集 3

石原子遊写。以哉派十二世道統による写本。

• 芭蕉翁句集

菅沼奇淵編　文化8年（1811）序　編者は大坂の俳人。芭蕉の俳諧を年代順に収める。

• 芭蕉袖草紙 上
• 芭蕉袖草紙 下

芭蕉が元禄5年8月、自他の月の句を集めて編んだもの。

• 芭蕉庵三日月日記
• ［参考］翻刻「三日月日記」（『古典俳文学大系７』（集英社，1976年）に収録）

編著者・年不明。

• 芭蕉翁伝 ほか

代尼著。女流俳人・加賀千代女の句集。

• 千代尼句集 天
• ［参考］翻刻「千代尼句集」（『日本俳書大系10』（日本図書センター，1995年）に収録）

編著者・年不明。

• 永観堂建碑有志簿

森川許六編・宝永3年（1706年）。芭蕉やその門下の俳文を集める。編者は蕉門十哲のひとり。

• 風俗文選 巻之1
• 風俗文選 巻之2
• 風俗文選 巻之3
• 風俗文選 巻之4
• 風俗文選 巻之5
• ［参考］翻刻『風俗文選』（有朋堂，1927年）

田中五竹庵著。著者は再和派十世道統。

• 五竹庵記談

松永貞徳著。俳諧の詞をいろは順に配列し、平易な解説を加えたもの。

• 俳諧御傘 第1
• 俳諧御傘 第2
• 俳諧御傘 第3
• 俳諧御傘 第4
• 俳諧御傘 第5
• 俳諧御傘 第6
• 俳諧御傘 第7
• 俳諧御傘 第8
• 俳諧御傘 第9
• ［参考］翻刻「俳諧御傘」（『日本俳書大系４』（日本図書センター，1995年）に収録）

滝方山著　元禄13年（1700年）刊　著者は京都の俳人。門人の問いに答えて連歌や俳諧の法式をまとめたもの。

• 俳諧暁山集 上
• 俳諧暁山集 下

各務支考著　享保15年（1730年）跋　支考の俳論書の代表格。虚実論を中心に、姿情論・変化論や俳席での法式論などを十項目にまとめる。

• 俳諧十論 始
• 俳諧十論 中
• 俳諧十論 終
• ［参考］翻刻「俳諧十論」（『日本俳書大系５』（日本図書センター，1995年）に収録）

各務支考著　享保15年(1730)跋　芭蕉の説に支考が補注を加えたとする俳論。

• 俳諧古今抄 1
• 俳諧古今抄 2
• 俳諧古今抄 3
• 俳諧古今抄 4

安田以哉坊著　著者は以哉派・五世道統で・同派の祖。

• 俳諧古呂毛加え 1
• 俳諧古呂毛加え 2
• 俳諧古呂毛加え 3
• 俳諧古呂毛加え 4
• 俳諧古呂毛加え 5
• 俳諧古呂毛加え 6

［角鹿斎］一鼠編　連句の作法や心得を具体的に説いたもの。

• 俳諧奥の近道

棚橋碌翁著　著者は以哉派十七世道統。七部集の一つ「炭俵」の注釈書。

• 俳諧炭俵集注解 乾
• 俳諧炭俵集注解 坤

田中五竹坊著　安永8年（1779年）序。著者は四世道統。廬元坊の追善句集。

• 花の陰

仙石廬元坊編　寛保2年（1742年）序。編者は三世道統。芭蕉五十回忌の追善句集。

• 花供養 1
• 花供養 3
• 花供養 4
• 花供養 5
• 花供養 6
• 花供養 7
• 花供養 8
• 花供養 9

長屋其馨著。著者は以哉派二十七世道統。

• 反古籠

各務支考編・享保3年（1718年）刊。日本の古今の歌文を27項目に分類して注を加えた俳文集。

• 本朝文鑑 1
• 本朝文鑑 2
• 本朝文鑑 3
• 本朝文鑑 4
• 本朝文鑑 5
• ［参考］翻刻「本朝文鑑」（『近代日本文学大系23』（国民図書，1926年）に収録）

榊原昇角編。編者は南画家・彭城百川（俳号・昇角）。支考が序文を寄せている。

• 本朝八仙集

安田以哉坊著・安永6年（1777年）序。中国・四国・九州への行脚を行った記念に編まれた句集。

• 鳳巾の晴 1
• 鳳巾の晴 2

安田以哉坊著。

• 以哉坊信越紀行 2
• 以哉坊信越紀行 3

原田曲斎著 安政6年（1859年）序。芭蕉伝授とされる「貞享式」を元に、蕉門の様々な俳論を引用しながら俳諧の作法を解説したもの。

• 貞享式海印録 1
• 貞享式海印録 2
• 貞享式海印録 3
• 貞享式海印録 4
• 貞享式海印録 5
• 貞享式海印録 6

享保10年（1725年）跋。「俳諧十論」の重要語についての詳細な註釈書。

• 十論為弁抄 始
• 十論為弁抄 中
• 十論為弁抄 終
• ［参考］翻刻「十論為弁抄」（『古典俳文学大系６』（集英社，1972年）に収録）

半襄編・万延元年（1860年）序。

• 寒梅集

石川伯兎著。著者は越前の俳人。

• 菊の十歌仙・梅の十論

長屋其馨著。

• 紅梅園句集

貞享元年（1684年）。

• 古今切紙伊勢物語

仙石廬元坊著。自作の句文を編集したもので、没年の延享4年に着手したと考えられる。「こうりえん」は盧元坊の別号。

• 黄鸝園句集

各務支考述 不玉撰 元禄5年（1692年）　支考の処女作とされる。元禄5年に奥羽行脚を終えた後の刊行。題名は芭蕉の命名という。

• 葛の松原
• ［参考］翻刻「葛の松原」（『日本俳書大系５』（日本図書センター，1995年）に収録）

棚橋碌翁著。　

• 道の落穂［第1編］
• 道の落穂［第2編］
• 道の落穂［第3編］
• 道の落穂［第4編］

仙石廬元坊編。

• 桃の首途注解

松尾芭蕉著・宝永6年（1709年）刊。芭蕉が貞享4年（1687）年から翌年にかけて、尾張・吉野・明石などを旅した紀行文。

• 笈之小文
• ［参考］翻刻「笈之小文」（『古典俳文学大系５』（集英社，1975年）に収録）

李青編・嘉永4年（1851年）跋。

• 恩の夜話 天之巻
• 恩の夜話 地之巻
• 恩の夜話 人之巻

編著者・年不明。

• 連誹秘決抄 上
• 連誹秘決抄 下

編著者・年不明。

• 千句表 その他

原田曲斎著・万延元年（1860年）刊。「俳諧七部集」収録の連句に評釈を加えたもの。

• 七部婆心録 第1
• 七部婆心録 第2

各務支考著・享保14年（1729年）序。支考が創案した、漢字で仮名を表す日本風漢文体を世に示そうとしたもの。

• 新撰大和詞 上
• 新撰大和詞 下

各務支考著。西松吟風（以哉派二十一世道統）による注釈。

• 正風要領 白馬経

馬人著・文化6年（1809年）刊。

• 蕉門執筆伝

原田曲斎著・安政2年（1855年）刊。「貞享式海印録」の要点を抽出して早見できるようにしたもの。

• 蕉門通鑑

青木奚花坊編 弘化3年（1846年）刊。編者は以哉派十一世道統。九州に行脚したときの句集。

• 筑紫わたり 鳥
• 筑紫わたり 風
• 筑紫わたり 月

入江芦父著・寛政6年（1795年）刊。

• 和歌連俳異名分類抄

各務支考編・享保12年（1727年）。支考が詩文に新規格を示そうと、八種の新機軸を創案し、157編の作品をあつめて注をほどこしたもの。

• 和漢文操 第1
• 和漢文操 第2
• 和漢文操 第3
• 和漢文操 第4
• 和漢文操 第5
• 和漢文操 第6
• 和漢文操 第7
• ［参考］翻刻「和漢文操」（『古典俳文学大系10』（集英社，1976年）に収録）

各務支考著・享保12年（1727年）刊。「和漢文操」の付録。万葉仮名交じりの漢文で著した「百花ノ賦」を収める。

• 和漢百花賦